目を感じ取り、借りる話４

番外編４ー３『大怪我』sideキド ページ29

Aが出て行ってから３０分がたっていた


いつもなら暑さに負けてすぐに帰ってくるのに


今日はやたらと遅い


マ「帰ってこないね…」


どうやらマリーも同じことを考えていたようだ


ｶﾞﾁｬ


シ「うーす…」


シンタローが部屋から出てきた


エ「あれ？Aさんは？」


キ「散歩に行ったんだがまだ帰ってこないんだ…」


するとエネが怖い顔をした


エ「…………嫌な予感がします」


シ「え？」


皆「？？」


エ「ご主人、Aさんが危ないかもしれません」


シ「どういうことだ？」


エ「ご主人、今日のニュース見ましたか？」


シ「えー…と、確か…………………。…！！！！まさか！？」


エ「ちょっとAさんのケータイに行って来ます！！！」


シ「頼んだ！！」


？？？どういうことだ？


エネがAのケータイに向かったようだが…


マ「シ、シンタロー？どうしたの？」


シ「落ち着いて聞け、もしかしたらAは倒れているかもしれない」


皆「！！？？」


レ「どういうことだ？」


シ「今日の朝のニュースだよ。連続殺人事件と通り魔事件」


皆「！！？？」


レ「まさか！？」


シ「場所がヤバいんだよ…」


マ「どこなの」


シ「この家の近くなんだよ………！！！」

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