目を感じ取り、借りる話４

番外編４ー２『大怪我』 ページ28

「あっつ〜」


外にでるとやっぱり日差しが強くて汗がじんわりとでてきた


「街に行こうかな♪」


そこら辺に行くのもつまらなさそうだったから、街の方へ行くことにした


ｻﾞﾜｻﾞﾜ


「やっぱ街中は違うな〜」


たくさんの人が歩いていて自分の位置を見失いそうになった


すると大きなデパートが目に入った


(懐かしいな…)


一回テロにあったデパート


なんだか今では良い思い出


「皆心配してるかな」


人気が少ない場所に出た


私は目を赤く光らせた


「みんなはまだアジト…あ、カノさんが部屋に戻ったｗｗ」


私の能力はある程度近くに来るとその人の行動がわかる


「う〜ん…そろそろ戻るかな」


私は路地に向かった


そして私はあることに気づいた


(後ろに誰かいる………？)


人の気配を感じる…


手が震えてきた


おそるおそる後ろを見ると


灰色のフードを被った男性がいた


(…？気のせいかな)


背筋がゾクッとした


(えっ？)


後ろをもう一度振り向くとすごいスピードで走ってきた


ﾄﾞｽｯ

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