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9話 ページ9

天元「は、これ煉獄がやったのか?」



そう言った天元は、驚いて目を見開いている。



昨夜あった出来事を伝えた私は、コクリと頷いた。


貴「杏寿郎、私が来る前から飲んでたし・・・かなり酔ってたから、記憶ないと思う」





他所でこういうことになってないよね?と不安げに聞くと、天元は「ないな」と言った。




天元「酔っていたとはいえ、煉獄がねぇ・・・・面白れぇな」





この人今面白いって言った?



昨日心臓が爆発しそうになるほど大変だったのに、と思い出して顔を赤くする。





天元はそうだな、と少し考えた後何かを思いついたように笑った。




天元「よし、今からもうちょい化粧して、髪整えて・・・煉獄に見せに行くか!」





私の返事を聞かず、天元はそそくさと準備を始めていく。




待って、この姿を杏寿郎に見せに行くの・・・?




恥ずかしすぎる、と天元を止める。





貴「天元、ちょっと待って!嫌だよ。恥ずかしいから!」




天元「煉獄はお前をどう思っているかは・・・まぁわかんねぇが、今が好機だ。煉獄の心を掴め、そんで派手に結ばれろ」






結ばれる・・・か。


華さんに以前言われたことをふと思い出す。




そうだよね、このままじゃ進まないもんね。




貴「じゃあ天元、綺麗にしてね」




天元「お、乗り気になったな。天元様に任せろ、派手に綺麗にしてやるからな」





貴「普通でお願い」















貴「わ、別人みたい」




すごいなぁ、と思わず自分の顔をまじまじと見てしまう。




天元「お前は元がいいからな。これなら遣り手の婆さんの目につく」




煉獄の所に行って見せるぞ、と背中を押される。



貴「でも、杏寿郎に何も反応なかったら悲しいよね。大丈夫かな」




天元「大丈夫だ、こんな別嬪になってんだ。何かしら反応はある、俺を信じろ」




貴「別嬪ねぇ・・・」



確かに綺麗にはなったが、果たして私の顔が別嬪なのかどうかわからない。




まあきっと天元のお世辞だろう、と気にはしない。




慣れない着物を身に着け、天元と共に煉獄家へと向かった。

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うりよ - ニヨニヨこの小説を読みながらニヨニヨしてたら父から叩かれました。(ノ#´Д`)イタイ (2020年3月19日 16時) (レス) id: 21c35aca73 (このIDを非表示/違反報告)
あん。(プロフ) - ニヤニヤがとまりません〜〜〜!!;; (2020年2月4日 23時) (レス) id: 4bcfa63d15 (このIDを非表示/違反報告)
麻婆豆腐 - 続きが気になります!おもしろくて前作含めて何周もしてます(^○^)更新頑張ってください! (2020年2月1日 12時) (レス) id: f6e05b3b11 (このIDを非表示/違反報告)
水人(プロフ) - 更新ありがとうござます!お話楽しみにしております^ ^ (2020年1月11日 19時) (レス) id: 82bf61e120 (このIDを非表示/違反報告)
まり(プロフ) - いつも楽しみにしています^ ^更新頑張って下さい! (2019年12月21日 1時) (レス) id: 00fbafc59a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みっど | 作成日時:2019年11月17日 9時

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