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10話 ページ10

天元「お、煉獄の弟じゃねぇか。ちょうどよかった、煉獄を呼んできてくれねぇか」




煉獄家へと向かうと、いつものように掃き掃除をしている千寿郎君がいた。



私を見て少し首をかしげた後、あぁ!と目を輝かせた。




千寿郎「Aさんですか?とてもお綺麗です!待ってください、今兄上を呼んできます」





千寿郎君の反応を見て、天元は「な?」と自慢げに言う。



しばらくして、杏寿郎がやってきた。



目を大きく見開いてピタリ、としばらく静止したあと「Aか・・・?」と呟いた。





天元「どうだ、綺麗だろ。俺様が施してやったんだ。」



杏寿郎「任務か?腕はまだ完治していないみたいだが」




天元「近々な、俺の手伝いで遊郭に潜入してもらうことにした」




遊郭・・・?と反応し、ピクリと眉が上がる。



杏寿郎「Aは許可したのか?」



貴「まぁ・・・うん。雛鶴さんたちが危険にさらされたらいけないから」





何だろう、少し怒っている。


チラリと天元を見るとなぜか面白そうにしている。何故だ。




天元「Aは遊郭の中でも上玉だ、すぐに客はつく。色んな男を相手しないといけねぇからな」




貴「えっ」


待ってそんなこと聞いてないんだけど。




潜入するだけじゃないのか、と目で訴えるが尚もニコニコとしている。





抗議しよう、と口を開いたところで腕をグイッと引っ張られた。



貴「ちょ、」



腕を引っ張ったのは杏寿郎で、ふわりと受け止められ肩を優しく寄せられる。





突然のことでわけがわからず杏寿郎の方を見ると、天元に目を合わせていた。




杏寿郎「Aは駄目だ、他をあたってくれ。甘露寺や胡蝶もいるだろう」




しばらく沈黙が訪れた後、我慢できなかったのか天元が「ぶっ」と吹き出した。




天元「くくっ、思った通りだわ」



腹を抱えて笑う天元。



思った通りって??



わかっていない私をよそに、天元は杏寿郎に言った。



天元「安心しろ、他をあたるからよ。じゃあなお2人さん、ごゆっくり」




そう言ってひらひらと手を振り去っていく天元。




結局、天元が何を考えているかはわからなかった。

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うりよ - ニヨニヨこの小説を読みながらニヨニヨしてたら父から叩かれました。(ノ#´Д`)イタイ (2020年3月19日 16時) (レス) id: 21c35aca73 (このIDを非表示/違反報告)
あん。(プロフ) - ニヤニヤがとまりません〜〜〜!!;; (2020年2月4日 23時) (レス) id: 4bcfa63d15 (このIDを非表示/違反報告)
麻婆豆腐 - 続きが気になります!おもしろくて前作含めて何周もしてます(^○^)更新頑張ってください! (2020年2月1日 12時) (レス) id: f6e05b3b11 (このIDを非表示/違反報告)
水人(プロフ) - 更新ありがとうござます!お話楽しみにしております^ ^ (2020年1月11日 19時) (レス) id: 82bf61e120 (このIDを非表示/違反報告)
まり(プロフ) - いつも楽しみにしています^ ^更新頑張って下さい! (2019年12月21日 1時) (レス) id: 00fbafc59a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みっど | 作成日時:2019年11月17日 9時

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