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YOU side ページ5

新婦〈最上階のレストラン!とっても素敵でした!両親も喜んでくれて!Aさん、ありがとうございます!あの…会場の花、あれでよかったんでしょうか…気分を悪くされないかと心配で…〉
〈大丈夫ですよ、田中様のお話をお聞きした時、私とても感動したんです。きっとお気持ちは伝わりますから。明日は絶対にいいお式にしましょうね!〉
新婦〈…はい!〉

明日はいよいよ式の本番
今回は色々とご希望が変わったりして少しバタバタしたけど、いい式になるといいな…

「っと…あぁ…もうこんな時間…今日行けなかった…」

今日と明日はイ先輩にテヒョン達の対応をお願いしているから39階に行く用事もない。
彼らの担当じゃない今は会うこともすれ違うこともなくて
でもこれがこれからの私の当たり前になる。

そんなことを考えながら、事務所に帰って自分のデスクに山積みになった書類をひとつずつ片付ける

「えーっと…新郎新婦様の入り時間、よし。会場の設営は朝一で…入り時間もよし。あー…使わない花…明日到着したらすぐにセッティングかな…ここは他のスタッフにお願いしてっと。はぁ…にしても田中様…あんまりいい表情じゃなかったな…新郎様も最初の打ち合わせ以降、来られなかったし…大丈夫かな……いや、いやいや、辞めよ縁起悪い!!…はぁ、もう10時か…流石に帰ろ…」

スタッフの出入り口から出てふと上を見上げると3階のミーティングルームにはまだ煌々と電気が付いていた。

「あそこ…テヒョン達の練習部屋……そっか、あいつも今頑張ってるんだ」

何の接点もないと思ってた私とテヒョン
今この瞬間、お互いに自分の好きなことを頑張ってる
そんな些細な共通点を見つけて少し心が温かくなった気がした。





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Kira - すごくいいお話でした! (2022年8月13日 21時) (レス) @page26 id: d8561d62a3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:湖都音 | 作成日時:2022年1月6日 15時

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