あなたと夢を追いかけて〜第11章

ニューヨークへ…　JJ・YNside ページ27

アシスタントマネさんが迎えに来たのが14時をちょっと過ぎた頃、いつのようにワゴンに乗り込む。

だけど急遽スケジュール変更なんて…なにかあるのかな？

言葉には出さないけどみんなちょっとだけ不安そうな顏。

その時、俺の携帯にりえから電話。

りえ「ジェジュン？ 実はお願いがあって…」

JJ「なに？俺でいいの？」

りえ「うん…さすがにこの件はユノには頼みづらくて(^_^;)」

JJ「わかった。今、ワゴンの中だから、また後から電話するよ。」

俺にお願いって…なんだろう？

YN「りえから？」

JJ「うん…俺に頼みたい事があるんだってさっ。俺って頼りになる男だから！」

少しおどけた感じでいってみる。

りえが言ってた事から想像するときっとお願いはAに関する事だってなんとなく想像がつく。

だからユノにはこれ以上悟られないようにっと…



事務所に着くと、受付の女性が立ち上がり一礼をしてにこやかな笑顔。

受付「奥の応接室でリュウ氏がお待ちかねです。」

リュウさんが？

まだなにか条件を付けられるのかな？

そう考えると少し怖い気がして動けずにいた俺の背中をポンとたたくジェジュン。

JJ「ユノ、一人じゃないって…俺達も一緒だよ。」

そうだよね…今日はみんな一緒だった。

応接室へ入るとリュウさんが誰かと電話で話している。

ﾘｭｳ『そうだ…チケットの販売状況は？あ〜、そうかね。わかった。

あっ、あと明日の朝一番でそちらに着く予定だから…広田、それまでよろしく頼むよ。』

電話の相手はマネージャー？

ﾘｭｳ『急な変更でバタバタさせて悪かったねっ…

5人に来てもらったのは、明日からのスケジュールについて私の方から話しておこうと思ってねっ…

まぁ〜、とりあえず座ってくれるかな？』

スケジュールの事をリュウさんから直接聞かされる…心拍数が徐々に上がっていく。

俺にみんなの視線が集まった。

ﾘｭｳ『さっきの電話の話から、ある程度想像はついてるかな？
君達には明日の朝一の飛行機でニューヨークへ行ってもらう。』

ニューヨーク？

JJ『なんの為…ですか？』

JS『ユチョンとAのミュージカルを観る為じゃない？』

CM『そうなんですか？』

リュウさんがにこやかな笑顔。

ﾘｭｳ『気になってるのは、ユノ、君だけじゃなさそうだなっ…』

このタイミングでニューヨーク…ジュンスが言った通り、間違いなくユチョンとAの事が絡んでるはず…

リュウさん、次は一体何をするつもりなんですか？

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