運命の恋、拾われました

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岩「待たせっちゃった？

ごめんね。 仕事終わりだったからどうしてもシャワーだけ浴びたくて....」




そう言いながらこちらに近づいてくる




確かにその髪の毛はまだ濡れているのが分かるくらいで


急いで来てくれた事を物語っていた





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「急がせてしまって....ごめんなさい」



彼を見ていたら泣いちゃいそうな気がして
下を向く





岩「違うよ。笑

俺が急ぎたかっただけ






早く会いたかったんだ＿＿＿＿＿」





数時間前に会ったばっかなのにおかしいよねって笑いながら
首元を右手で撫でる








あ、それ______________









＿＿＿＿＿＿＿今、彼は照れてる







癖って、意識的にやるものじゃないから

それが彼の本心なんだと分かって




＿＿＿＿＿＿＿私の胸が泣いた








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さっきまで泣きそうだったのに、急に彼への愛おしさが込み上げてきて
思わず笑みがこぼれた





岩「あー！今笑ったでしょ！！」

そう言って私を指さす





「私、会って数時間なのに岩田さんの秘密
知っちゃいました」








岩「そっかぁー、俺の秘密

もうばれちゃったかぁー！





さてはAちゃん、エスパーだな？笑」






私と同じ段数を
一段飛ばしで上ってきて


私の一つ下の段まできた岩田さん






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一段高いところにいるのに、彼の方が背が高い




でも、そんなに顔を上げなくても見える岩田さんの顔







やたら近くてドキドキする





ふわっと私の頭のてっぺんに乗せられた手

あの、さっきまで画面で見て
見惚れていた綺麗な手




「__________________です.....」


岩「ん？」






「＿＿＿______エスパーは岩田さんです




私の言いたいこと、思ってること



分かっちゃうんですから」









岩「＿＿＿______今日が満月の夜じゃなくて良かった







満月だったら







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狼になっちゃうところだよ＿_________」

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