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剛典にこうやって重い言葉を言うのも、初めてかもしれない




岩「_____やっと、言ってくれた」

「え?」


岩「_____Aって俺にはいつも冷静に、一回自分の気持ちを整理して伝えてくるばかりだったから。

本心を言ってくれてるんだろうけど、どこか俺を気遣ってんだろうなって。タイミングとか、今はこう言った方がいい、とかさ。

そういうの、嬉しいしほんといい女だな、って思ってたんだけど。



最近、俺がもっともっとAが欲しくなってきちゃったからなのかな?

それだけじゃ満足できなくなってきちゃった!笑」


照れ笑いをして、更にきつく抱きしめるから、私には彼が今どんな表情をしているか分からない



岩「もっともっと、心の裏側も、端から端までぜーんぶ。

Aが欲しい。そう、最近思うようになってきてさ」


『仕事とプライベートのバランスがうまく取れて、余裕が出来てきたからかな?』って。また照れ笑いをして。




「_____わたし、今までの経験で、、そういう事なるべく言わない様にしてきた。

言われた方は重いんだって、私の愛情は重すぎるんだ、って。」


だから剛典に気持ちを伝える時はなるべく一回心を整理してから、が癖になっていたのかもしれない



岩「重くていいんだよ。俺には、ね」


岩「俺だって同じだよ。Aからの愛が欲しくてたまんない。

同じ気持ちだから大丈夫。





それにさ、




俺なしで生きられない様に、そう思われるようにしてきたのは、、俺だから。」




怖いほどの愛


それが今、剛典から伝えられているのに私はそれが嬉しくてしょうがない

こんなところで不謹慎な考えではあるが、こんな嬉しい事を言われた今 しにたい_____それくらいに思える。





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「じゃあ、これからは私の重すぎる愛でげっそりしちゃうかもね!笑」

岩「いいよ。もうお腹いっぱい!って言わせてよ。笑」


『そんな事、一生ないけど』って言いながら私の髪の匂いを吸った



岩「A。」

呼ばれて顔を上げる

岩「ふっ。カンガルーの子供みたい。笑」って優しく微笑む


剛典が抱きしめながら自分のコートで私を一緒に包んでくれていた。だから尚更暖かかったんだ。
それを見てカンガルーの子供だ、と。
確かに言われればそんな気分にもなってくる


「じゃあ剛典がお母さんカンガルーだね!笑」




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みちゅ(プロフ) - りのさん» ありがとうございます!月に一度!!作者より多い(笑)そんなに読み込んでもらえるなんて作り手冥利に尽きます。これからも更新頑張ります! (2018年9月18日 12時) (レス) id: 9bddc918db (このIDを非表示/違反報告)
みちゅ(プロフ) - みーゆーなーさん» お返事遅くなりました!こんな更新の遅いお話にそんな事言ってくださって嬉しい限りです。14章、公開させてもらいましたので是非!! (2018年9月18日 11時) (レス) id: 9bddc918db (このIDを非表示/違反報告)
りの(プロフ) - 初めまして!月に一度は1章から読んでます^ ^14章も楽しみにしています♪ (2018年8月31日 17時) (レス) id: 2a50d2a929 (このIDを非表示/違反報告)
みーゆーなー(プロフ) - 初めてコメントします。いつもドキドキしながら読んでます!1日の終わりに読むこの時間が至福の時です♪14章も楽しみにしています! (2018年8月28日 23時) (レス) id: d7a3d0d082 (このIDを非表示/違反報告)
りー(プロフ) - みちゅさま コメントありがとうございました。すみませんでした。 (2018年8月10日 12時) (レス) id: 3c3903dd1b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みちゅ | 作成日時:2018年7月13日 10時

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