【ﾛ兄鬼2】拝啓、大切な君達へ。［崩れた日常編］ (ページ10)

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生徒名簿ページ10

6年1組
担任:猿山らだ男(体育)

1番～～
2番天乃呂戌太
3番～～
4番～～
5番霞沢春菜

6年2組
担任:桃瀬薫(音楽)

1番朱鍔空苺
2番雨宮美理
3番～～
4番～～
5番波他弥雷

6年3組
担任:江見永史

1番朱鍔真白
2番～～
3番～～
4番～～
5番霧乃夜美

～～～～～～～～

希君が生徒名簿を読み上げ、ぱたりと生徒名簿を閉じる。

di「桃瀬……？」

nzm「桃瀬って……」

そのあとも職員室を探索したが特にこれといった情報等はなかった。

tk「え。てか外出れるやん」

職員室奥の扉は外に繋がっていた。

di「保健室の鍵あるから先保健室行かへん？」

「あ、ホントだ。先に行こう」

僕が職員室を出た瞬間、希君によって職員室に引き戻された。
職員室の扉から少し顔を出して左右を見渡すと、左側の廊下に猿山先生が徘徊しているのが見えた。

「っ！」

さっき見た猿山先生とは違うような気がし、急な恐怖感に襲われ、声が漏れだしそうになる。

nzm「しっ！」

希君が落ち着かせようと僕に後ろから抱き付く。

tk「……よし。らだ男先生向こう行ったで」

nzm「良かった。A大丈夫か？」

「(こくり)」

猿山先生が居なくなったのと同時に階段の視覚に隠れていた大君がこっちに戻ってきた。

nzm「ここ閉めて来んようにしよ」ｶﾁｬ

そう言って希君は職員室の扉のレバーを下げ、職員室の扉を閉じた。

結局職員室奥の扉から出る事になった。