【ﾛ兄鬼2】拝啓、大切な君達へ。［崩れた日常編］ (ページ5)

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血まみれ教師ページ5

you side

孝行君の声に反応して振り向いたのは
血まみれの猿山先生だった。

猿山？「あれ？なんだお前ら」

「っ！さ、猿山先生……」

tk「猿山らだ男先生！」

nzm「らだ男先生！」

あれ？久しく希君が先生つけた……()

rd「何やってんだ？お前らは」

そう聞かれ全員を黙り込んでいると、

di「帰ろうと思ってるんす」

rd「帰ろうと思ってるのか。下校時間だぞ？お前ら」

rd「何やってんだこんな遅くまで」

ﾊｧ……のため息をついたかと思えば何か思い出したかのように猿山先生はこう言った。

rd「お前らあれだ。帰んないならちょっと飼育小屋で餌やりをしてきてくれや」

rd「ほらゾムこれで……」

と言って希君に鍵を渡した。
渡したのは裏庭の鍵。

nzm「あざっす……餌ですよね？」

rd「ちゃんと……ちゃんと餌あげてこい」

「は、はい……」

tk「はい！分かりました！」

rd「おーし。行ってこい」

di「行ってきます！」

tk「行ってきまーす！」

rd「行ってこい！」

そう言って孝行君の背中をおもいっきり叩く。

tk「痛い痛い痛い。痛いっすよ先生！」

nzm「……いや、ホントあの先生……」

rd「え？(圧)」

di「ずっとゾムにはあたり強い……」

rd「早く行ってこい！」

大君の言葉をさえぎる様に先生は声をあげる。
その拍子で皆は下駄箱の方へ走って行ってしまった。

rd「Aも早く行ってこーい？」

「………………せんせ。」

rd「ん？どうした？"また"悩み事か？聞くぞ？」

「……ぁ、いや……なんでもないです」

rd「……そうか。早く行かないとゾム達に置いてかれるからもう行けよー」

「……はい！」

先生。大丈夫だよね？
いつもの先生だよね？

．

．

……どうか、この嫌な予感が当たりませんように