【ﾛ兄鬼2】拝啓、大切な君達へ。［崩れた日常編］ (ページ3)

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悲鳴を頼りにページ3

you side

『ぎゃああああ！！！』

「「「「！！？」」」」

チャイムが鳴り終えたと思えば豚平君の声らしき悲鳴が響き渡った。

nzm「い、今のトントンの……」

「そうだよね！？今の！」

di「すごい苦しそうやったな」

少し戸惑っていると、

tk「こうなると……悲鳴。あげていたトントンを助けに行く……」

tk「か？」

「最後の"か？"無かったらおるやんかっこ良かったのに……(笑)」

nzm「でも絶対ヤバい」

tk「でもさぁ普段強気なトントンがあの悲鳴ってヤバいで」

この場に居た全員が怯えながらいる。
確かにそうだ。あの不審者の事件もそうだが、

豚平君はかなりの強気の持ち主。
豚平君が悲鳴をあげるほどの事が起きたのだろう。

di「どうすんねん。助けんのか助けへんのか。俺は帰るぞｷﾘｯ」

「うーん？大君？ちょっとそれはヤバいと思うな？」

tk「俺もホントは帰りたい」←「え」

tk「いやでも……でも……でもな……」

tk「俺は……俺は行くよ」

di「どうしたお前」

「いや、大君がおかしいと思うな(笑)」

見捨てるは無いでしょ流石に……

nzm「助けに行くか！」

「行こう！」

tk「いっちゃお！いっちゃお！」

そう言って誰も前には行こうとしない。

di「じゃあお前先行けよ」

tk「いや、先頭はゾムさんで」

nzm「……………………」

nzm「着いてこいよ！(ヤケクソ)」

tk「wwww」

tk「お疲れーあざーすw」

「僕行こうか？希君」

nzm「いやええよ。女の子に前行かすんはちょっと……」

di「やさしっ！」

そんな話をしながら希君先頭で学校へと入った