【ﾛ兄鬼2】拝啓、大切な君達へ。［崩れた日常編］ (ページ13)

今日:11 hit、昨日:2 hit、合計:21,502 hit

血まみれ狂師ページ13

you side

豚平君を交え、僕達は屋上を目指すべく、校舎へと戻った。

di「とにかく屋上目指せばええねんな」

職員室から出ようとすると、また近くの廊下で猿山先生が徘徊している。

徘徊早くないか？

後ろを向いた隙に近くの階段を掛け上がり、二階に着いた。
二階のすぐそこには二年生の教室があった。
二階は実際余りこないので新鮮だ。

nzm「屋上ちゃうんか」

di「この辺は？」

tk「もっと階段上がらな……」

rd「あ」

その声と共に大君、希君、豚平君、僕が見たのは血まみれの猿山先生だった。

tn「めっちゃ見られた！」

「マズイ……見つかっ……」

rd「お前らー！！！」

tk「ヤバいヤバいヤバい！」

僕達はそのまま一気に階段を掛け上がるが、屋上への道は塞がれており、そのまま近くの教室に全員が駆け込んだ。

rd「帰れって言っただろうが！！」

猿山先生に見つからないように必死に息を潜める。

rd「どこ行ったァ～？」

rd「鬱ぅ～？」

その声はだんだんと小さくなっている。
どうやら撒いたようだ。

「ま……撒いた？」

tk「……あ、居らんわ」

tn「A大丈夫か？足治ったばっかやのに……」

「うん。長距離じゃなかったら大丈夫だよ」

そんな話をしながら教室から一度出た。