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第八話  主人公side ページ10

-放課後-

それから、足早に時間は過ぎていった。

「さ、いくわよー。せーのっ」

「征ちゃん、彩ちゃん/赤司、遠矢おめでとうー!!」

パンパン

クラッカーが部室に響いている。

「ありがとう。玲央、小太郎、永吉」

ニッコリと、征十郎が微笑んで言う。

「さあ!ケーキを切り分けるわよ!」

キラリ、

レオねぇが持っている包丁が光が反射して光った。

「レオねぇ怖いって!!」

「あら、ごめんなさい」

いつものレオねぇじゃない。


それから、みんなでケーキを食べておしゃべりして、お開きになった。

そして、レオねぇ、小太郎、永吉が帰っていった。

「楽しかった?」

征十郎は優しい笑顔できく。

「うん…」

私は、『彼』のことを考えながら答えたので、曖昧になった。

「…誰のこと考えているんだい…?」

いきなり真剣な眼差しになった。

「え?」

クイッ

征十郎がちかづいてきて、顎を持ち上げられて、上を向かされた。

「…俺のことだけ考えてほしいけど、力不足なんだろうね…」

悲しそうな瞳…

「…そんなことない…」

「え?」

私の言葉に驚いている。

「そんなことないよ。私、征十郎のこと……好きだよ」

ああ、言ってしまった。

本当のキモチに気づいていないのに。

「…ありがとう。A…っ」

チュッ

触れるだけのキス。

嫌なのに…今は言えない。ゴメンね…。





友達として、





本当に






大好きだよ。

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- 征十朗じゃなくて、征十郎ですよ。 (2016年2月13日 18時) (レス) id: e9c8f0716a (このIDを非表示/違反報告)
幸村美咲(プロフ) - と&も&えさん» ありがとうございます。レオねぇカッコいいですよね!これからもよろしくお願いします! (2015年8月18日 14時) (レス) id: 4a46a7ef80 (このIDを非表示/違反報告)
と&も&え - 僕これ見てもっとレオ姉好きにナッチャッタ!!! (2015年8月17日 23時) (レス) id: 6f0ea2721c (このIDを非表示/違反報告)
幸村美咲(プロフ) - satoさん» ぽいですか?wオネェなので、こんな感じかな?と。コメントありがとうございます。これからもよろしくお願いします。も (2015年8月13日 15時) (レス) id: 4a46a7ef80 (このIDを非表示/違反報告)
sato(プロフ) - 実渕先輩、何か、乙女? (2015年8月13日 15時) (レス) id: 2bb3a92db8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:幸村美咲 | 作成日時:2014年2月20日 22時

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