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第一話 ページ3

ダムダム、キュッ

ボールをつく音。バッシュが床と擦れる音。

私は、洛山高等学校二年、遠矢彩。バスケ部マネージャー。

「よし、10分休憩だ。各自スポドリとタオルを貰って身体を少し休めろ。以上」

淡々と征十郎が指示を出す。

「遠ぉ矢ぁースポドリぃーっ」

小太郎がガラガラになってしまった声で言う。

「はいはい、どーぞ」

私は、小太郎に冷えたスポドリを渡した。

「サンキュ…ぷはぁーっうめぇー」

「よかった、後半も頑張ってね」

そう言うと小太郎はニコニコしてる。

「もうっ小太郎!征ちゃんが呼んでるわよ!」

レオねぇが小太郎を呼ぶ。

「ゲッマジ!?やっべ」

そう呟いて、走っていく小太郎。

元気だなぁ、小太郎は。

「…っ。彩ちゃん、スポドリ貰えるかしら」

汗が照明に反射してキラキラと輝いている。

「うん。はい、どうぞ」

私は、スポドリに飴を添えて渡した。

「ありがと…美味しい。流石ね」

レオねぇに誉められた!

きっと今の私の顔は真っ赤だろう。

ポーカーフェイスを装う。

「ありがとう!後半のゲームも頑張ってね」

「ふふ、ありがとう。じゃぁもういくわ」

「レオねぇ!」

「?」

「頑張って!!」

そう言うと、レオねぇは、一瞬、驚いた顔をしたけど、でも、ニコッっと笑ってくれた。



その時は、まだ、気付いていなかった。


レオねぇが、その後、悲しそうな顔をしたことを…。

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- 征十朗じゃなくて、征十郎ですよ。 (2016年2月13日 18時) (レス) id: e9c8f0716a (このIDを非表示/違反報告)
幸村美咲(プロフ) - と&も&えさん» ありがとうございます。レオねぇカッコいいですよね!これからもよろしくお願いします! (2015年8月18日 14時) (レス) id: 4a46a7ef80 (このIDを非表示/違反報告)
と&も&え - 僕これ見てもっとレオ姉好きにナッチャッタ!!! (2015年8月17日 23時) (レス) id: 6f0ea2721c (このIDを非表示/違反報告)
幸村美咲(プロフ) - satoさん» ぽいですか?wオネェなので、こんな感じかな?と。コメントありがとうございます。これからもよろしくお願いします。も (2015年8月13日 15時) (レス) id: 4a46a7ef80 (このIDを非表示/違反報告)
sato(プロフ) - 実渕先輩、何か、乙女? (2015年8月13日 15時) (レス) id: 2bb3a92db8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:幸村美咲 | 作成日時:2014年2月20日 22時

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