グラビアアイドルのお隣さんは歌い手さん！？

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学校からの帰り、いつも通り男からの視線が刺さりながらも無視して歩いていると声をかけられた


？「あ、あの、ちょっといいですか？？」


振り返れば私より少し目線が上ぐらいの細身の男性

なかなかかわいい顔してる……童顔っていうの？

でもいつものナンパだと思った私は


A『急いでるんで、すみません』


軽くあしらってすぐさま早足で歩き始めた

いつもならここで諦めるか、あともう一回粘って声をかけてくるぐらいだったのに


この人は私の家の近くまでずっと着いてきた


いや、ここまできたら恐怖よ恐怖


A『いや、何なんですか？いい加減にしてください！警察呼びますよ！？』


私がずっと着いてくる彼に向かって怒鳴る

お互いもうほぼ走ってる感じだったから息切れが凄かった


？「は、話を…き、きいて、くださいよ！！」


A『ﾁｯ………なに？』


？「グラビアアイドルに興味ないですか！！」





.







.






.


静かに携帯を手に持ち、１１０番をタップした


？？「わーわーわー！！！！！！警察だけはやめて！！！お願い！！！」

そう言ってすがりついてくるもんだからもうね、イライラゲージMAXよ




A『どうせ！！あんたもこのからだ目当てでしょ！？もううんざりなのよ！！昔から男は私の胸しかみてない！！女はそれだけでビッチだとか変な噂する！！



私は別にこんなからだいらないのよ！！！



普通に…！！…………普通に過ごしたいだけ……』


思ってたことを全て関係の無いこいつにいつの間にかぶつけてしまっていて

フッと我に返って私は口を噤んだ


……こいつに言ったところでね？何も変わりやしないんだから




？？「僕はもったいないと思うけどね」



そう言った男はいつの間にか目の前で私の顔を覗き込んでいた

近すぎて思わずつき飛ばそうとしたけど、その手を瞬時に掴まれた


？？「君さえ努力すれば芸能界トップも夢じゃないよ？スタイルも顔もいい

時間はかかるかもしれないけどね



いやらしい目で見てくる男達を


君をビッチだとか尻軽だとかありもしない噂を流す女達を


君は見返せるよ、絶対」



力強いその目に思わず私のからだは固まっていた


見返せる……？


でもグラビアアイドルなんかになればもっとそんなイメージが着くんじゃないの？裸同然の格好するんでしょ？

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