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見ていると段々腹が立ってくる。鉢屋が見ているのは...
“先輩”だ。多分。
きっと先輩が好きだったんだ。似ている紅をつけさせて、わざわざ幻影を見てまで、好きだったんだろう。
今日彼が見ていた私は、全て先輩に置き換えられていたのだろうか？ただの尾行ではなく、理想の逢引を交えたのも、想像だったってこと？
それはまるで、私で妥協しているではないか。なんて失礼極まりない。ムカつくのもあるが、少々気味が悪い...
鉢屋には悪いが、私に好意がないと分かった以上、あとは尾行だけ！
実はショッピングが楽しかったり、団子がいつもより美味しく感じたり、手を繋いでドキドキしたことは全部忘れる！
これが全部尾浜さんだったらとか、考えてしまったこちらも失礼だったが、引き分けということで。
『鉢屋三郎！私はAです！尾行を続けよう！』
鉢屋の顔を挟んで、はっきりと声が聞こえるように話す。彼は目をぱちくりさせた。
「あ、あぁ...そうだな」
あからさまにテンションが下がった。現実に引き戻したせいだろう。それでもいい。今は、目標を...って、あれ？見失った...！？
『は、鉢屋...あの二人いないよ？』
「は？うわ、本当だ。どこ行ったんだ？」
「ここよ」
「『！？』」
いつの間にか背後には志位と...
『尾浜さん！？』
がいた。二人とも怖い顔をして、私と鉢屋の腕を掴んだ。
「鉢屋三郎は私ときなさい」
「Aはこっちにおいで」
私は尾浜さんに、鉢屋は志位に引っ張られ、お互い反対の方向に引き離されていった。
...どういう状況だこれ！？
飲み込みが早い私も、速い展開についていけなかった。
◇◇
一方
「勘右衛もーん...って、雷蔵！」
「あれ？兵助。あのさ、くノ一教室の志位さんって見てない？さっき走っていっちゃって」
「分かんないな...俺も勘右衛門を探してたから。
雷蔵はくノ一の子と何してたんだ？」
「えっと、中在家先輩の誕生日が近いから、本を送りたいってそのくノ一の子が言ってて。一緒に探して回ってたんだ」
「へぇ〜、いい子だね。俺は勘右衛門と豆腐を買いに来たんだ！この店の絹豆腐が絶品で...」
「はは、聞いてないんだけどね...」
それぞれの連れの二人は、混み合う町で連れを探すのに難儀していた。
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もち米マン(プロフ) - コメント失礼します！お話し面白くてスラスラ読めます！19,20話が抜けていますがミスでしょうか？確認お願いいたします(..) (9月9日 21時) (
レス) id: 483e70a4e0 (このIDを非表示/違反報告)
ねう。(プロフ) - 待って最推し、、めちゃめちゃ心臓にキて好きです…最高に私得すぎる。。更新楽しみにしてます、！ (8月24日 3時) (レス) @page12 id: dee5bda7f0 (このIDを非表示/違反報告)
勘ちゃんに食べられたいお菓子🍡 - 更新頑張って下さい!!!!!正直に言えば夢主ちゃん以外のオリキャラがいなければええな〜って思いました！まぁ、それを無視して読んでます。アンチではないのでご安心を!!!!!!これからも暇さえあれば読んどきます！ (2023年2月12日 0時) (レス) @page34 id: 5ad601e96f (このIDを非表示/違反報告)
シュモくん(プロフ) - 小桜さんすみません( > < *)՞՞確認不足でした！ありがとうございます。 (2022年11月5日 19時) (レス) @page23 id: b925ba0735 (このIDを非表示/違反報告)
小桜(プロフ) - １９ページの数馬くんの説明(？)のところ、保健が保険になってます。一応、お伝えしときます！ (2022年10月16日 23時) (レス) @page19 id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シュモ | 作成日時：2022年8月10日 15時
