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「テスト返すで〜」
運命の日や。
テストから3日経った今日。
テスト返却日。
全教科返ってくるんやな。
ほんで高得点やったらAさんとデート出来るっちゅうわけか！
せやけど俺もAさんも部活あって、いつやろか？
まぁ放課後デートでも何でもええな、
Aさんとおれるなら。
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・
「侑、テストどうやった？」
6限まで終え、全教科が手元に返ってきた。
侑「数B…26点や…」
いける思うたのに！！！
「いやぁさすが侑や、期待を裏切らん！」
腹を抱えてわろてる友達。
これはやばいんとちゃうか？
Aさんとデートできひんかったらどないしよ。
ま、まぁせやけど、
古典56点、現代文60点、倫理50点やで。
俺にしちゃ高得点や。
「あの先輩とデート行けへんなぁ〜」
ケラケラと笑いながら煽ってきよる。
侑「い、行けるし！！」
「数B、26点でもかぁ〜？」
そんな友達を片目に俺はAさんのクラスに猛ダッシュ。
「お、おい侑！？」と、クラスで焦る声が聞こえた。
階段を駆け下り、廊下の角を曲がる。
侑「Aさん！！！！」
『うわっ！どないしたん勢い余りすぎやで！』
侑「数B！！」
『お、高得点取ったんか？』
侑「…いや……26点やった。」
『いや26点の勢いとちゃうやろ！』
北「赤点やんな？侑」
侑「げっ！」
1番聞かれたくないキャプテンに聞かれてしもた。
『先輩の脅威ってやつやな〜』
侑「せ、せやけど現代文60点取れたんでっせ！？」
北「俺の最低点より低いってどういうことや？」
『信介は頭良すぎるんや笑』
北「侑はアホすぎるんや。」
『それは否定できひん。』
侑「否定したってぇなぁ！」
『ま、侑にしてはよう頑張ったんとちゃう？今まで50点台無かったんやろ？』
侑「せや！」
北「まぁ確かに元が低すぎるせいで60点が高く見えるなぁ」
『ほな、なんか奢ったる』
侑「ほんまに！？よっしゃ！！！おおきに！！！」
久しぶりにAさんに会えた嬉しさと、
デート出来る嬉しさで胸がいっぱいやった。
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mi…(プロフ) - 湊さん» ご指摘ありがとうございます！！直しておきます！！ (2020年3月31日 17時) (
レス) id: 4065260f63 (このIDを非表示/違反報告)
湊(プロフ) - すごい面白かったです！あと、角名君は関西弁じゃなかったかと… (2020年3月31日 16時) (レス) id: ef148efd04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mi… | 作者ホームページ：I don't have.
作成日時：2020年3月14日 2時
