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*
テスト最終日。
「あ〜終わった〜」
「遊び行こや!」
「せやな!どこ行く?」
と言う帰宅部。
『あ〜部活や』
北「久しぶりの部活って少し緊張するよな」
『おん、体力が怖いねん』
北「Aは大丈夫やろ、テスト期間も朝走ってたしなぁ」
『やかましいわ』
Aと昇降口まで2人で歩く。
こないに2人で歩くんも久々やな。
『ほな、また明日な』
北「また明日」
そう言うて俺たちは別々の体育館に向かった。
最近A落ち着いてるよなぁ。
なんかあったんやろか。
それともテスト勉強でやかましさ持ってかれたんやろか。
侑「北さぁぁぁん!!」
侑の声が俺の耳にガンガンと響く。
北「なんや」
侑「Aさんもうおらへんでっか?」
北「おらへんよ、ダンス部行ったで」
侑「Aさん会いたかったのに〜」
と、小さく呟いた侑。
どんだけAのこと好きなんや、コイツは。
北「侑、Aのことどんだけ好きやねん」
そう言いながら部室の鍵を開ける。
侑「めっちゃ好きです」
Aが言うてたな、この目。
真っ直ぐで濁りの無い目や。
北「さよか、頑張りぃ」
侑「北さんは、好きとちゃうんでっか?」
北「えっ…?」
まさかバレとったのか?
それともただの天然発言か?
侑「好きやないなら、その割にはAさんのこと目で追うてますよね」
確信犯や。
北「俺が好きや知ってどないすんねん」
侑「何もせんとすよ」
北「なんや勝ち誇ったような顔しよって」
少し上がった口角がまたええ味を出しとった。
*
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mi…(プロフ) - 湊さん» ご指摘ありがとうございます!!直しておきます!! (2020年3月31日 17時) (レス) id: 4065260f63 (このIDを非表示/違反報告)
湊(プロフ) - すごい面白かったです!あと、角名君は関西弁じゃなかったかと… (2020年3月31日 16時) (レス) id: ef148efd04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mi… | 作者ホームページ:I don't have.
作成日時:2020年3月14日 2時