検索窓
今日:2 hit、昨日:12 hit、合計:137,261 hit

#26 ページ26







『おはよ〜涼太』



黄瀬「あ、おはよっス」





行きは別々で来るため、朝は部室で会う。





『今日は早いね』



黄瀬「昨日練習出来なかったから自主練しようかなって思ったんス」



『偉いね』



黄瀬「Aっちこそ、いつもこんな早く来てるんスか?」



『私はマネージャーだからね笑』





いつも早く来て、



体育館を鍵を開け、




準備してくれる。





さすがあの赤司っちでさえも欲しがったマネージャーっスわ。





『あんまり無理したら怒るからね』





そう言いながらAっちは準備を進める。





俺達の高校は制服登校、制服下校が原則のためジャージでは来れない。





Aっちはいつもこれより早く来て更衣室でジャージに着替えて部室に来なければいけない。





俺ら選手より面倒臭いことをしてるはずなのに文句1つ言わずにこなす。





黄瀬「Aっちに迷惑はかけないっスよ」





だから、Aっちには迷惑をかけたくない。






『迷惑なんか気にしなくていいけどさ、涼太の体は海常の体なんだからね』



黄瀬「…そうっスね」





きっと自分の迷惑なんかよりも他の人のことを考えて行動してるんだな、




なんて感じる発言だった。






そして俺達は2人で誰もいない体育館に足を踏み入れる。






『とうとう明日神奈川出発だね』



黄瀬「早いっスね、ほんとに」



『だから言ったでしょ笑』





俺はボールを出し、




まだ冷房の入っていない生暖かい体育館でボールをついた。





俺たちはいつも体育館に入ったら涼しくて、





すぐに練習を始められて、





ボールの準備も何もかも出来ている。





それはAっちがこうやって朝早くから動いてくれてるから。





選手よりも、誰よりも1番ハードだと思う。





最後まで自主練に付き合い、




そして1番朝早く学校に来る。





練習の指示出しと、





同時進行でドリンクやタオル、ビブスの用意もする。





俺たちには休憩があるけど、Aっちには無い。





こんなに尽くしてくれるAっちがいるから、





俺は絶対勝ちたいと思うし、



Aっちに金メダルをかけてあげたいと思う。






いつもありがとうっス、Aっち。





#27→←#25



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (95 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
259人がお気に入り
設定タグ:黒バス , 黄瀬涼太 , 彼女
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

まみ(プロフ) - この続編が見たいです! (2020年10月25日 21時) (レス) id: 911d660f53 (このIDを非表示/違反報告)
mi…(プロフ) - 姫坂ひなのさん» わあああありがとうございます!!!今稲荷崎を書いているのでぜひ!! (2020年4月4日 22時) (レス) id: 4065260f63 (このIDを非表示/違反報告)
姫坂ひなの(プロフ) - キャアアアァ素敵な話でした…!新作のハイキュー!!のも楽しみにしてますね! (2020年4月4日 21時) (レス) id: 0879417deb (このIDを非表示/違反報告)
mi…(プロフ) - ちょこれーとさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!推しは赤司ですが、黄瀬と虹村さんも好きです!!!! (2020年4月4日 17時) (レス) id: 4065260f63 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと - すごく面白かったです!推しってやっぱ黄瀬君なんですか? (2020年4月4日 16時) (レス) id: 64be1a2e2a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:mi… | 作者ホームページ:I don't have.  
作成日時:2019年12月27日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。