【黒バス】可愛い後輩が好きな人へ変わる瞬間｡【笠松幸男】-完- (ページ8)

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6限後、HRを終えてAを待つ。

本田「帰らないの？」

笠松「ちょっとな」

本田「ふーん」

そう言って手を振って帰って行った。

それと同時にリュックを背負ってAが来た。

俺を見つけて席まで来る。

『すみません掃除当番なの忘れてて待たせちゃいましたよね！』

笠松「いや大丈夫だぞ」

『優しいですねやっぱ』

俺は、俺の後ろの席を指さして言った。

笠松「ここの席の奴帰ったし座っていいよ」

『お邪魔します』

そう言って座った。

座るやいなや、、、

「ねえねえ笠松の後輩ちゃん？」

『あ、私ですか？』

「そうだよ君しかいないじゃん笑」

『確かにそうですね笑』

「えなに天然可愛いんだけど！」

「いや天使すぎん？笑」

など声を揃えて可愛いと言った。

笠松「ちょ、お前らっ...！」

「笠松とどういう関係なの？」

『後輩ですよ？笑』

「じゃあ君バスケ部？」

『はい！』

「えもしかて1軍のマネージャーなの！？」

『はい！やらせてもらってます！』

「えー可愛くてバスケもできるなんて最強じゃん！」

『いやいやそんなことないですよ！笑』

笠松「おらおらお前らいい加減にしろ」

「じゃ笠松のことよろしくね～」

なんて言って行ってしまった。

笠松「うるさくてすまんな」

『全然いいですよ笑』

笠松「じゃ数学やるか」

『はい！』

・

・

・

Aと数学を始めてから30分が経ったとき。

＿＿＿ガララッ

静かな教室にドアを開ける音が響いた。

笠松「なんだ真夏かよびっくりしたな」

本田「ちょっとスマホ忘れちゃって笑」

笠松「致命傷じゃねぇか」

本田「それな駅ついたのに取りに帰ってきちゃったよ笑」

笠松「おつかれ」

スマホを取って帰り際、

本田「宮下ちゃんも勉強頑張って！」

『ありがとうございます！』

本田「幸男も、色々頑張れよ笑」

笠松「何がだよ」

そしてまた静けさを取り戻した。

しばらくして、

Aの数式を書く手が止まる。

笠松「わかんねぇか？」

『せんぱい』

笠松「ん？」

そしてAは言った。

＊