【黒バス】可愛い後輩が好きな人へ変わる瞬間｡【笠松幸男】-完- (ページ6)

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その日の夜、

宮下からLINEがきた。

A：先輩数Aの担当藤本先生でしたか？

笠松幸男：おう

A：問題まだもってたりしますか？

笠松幸男：あると思う

A：貸して頂けないでしょうか！！

笠松幸男：いいぞ笑

A：明日取りに行きます！

笠松幸男：わかった

女子からLINEは来るが、

なんて返していいか分からなくて未読してしまう。

でも宮下はなぜかかまってやりたくなる。

こんなに女子とLINEが続いているのは宮下が初めてかもしれない。

その後も宮下とのLINEは続き、

いつも通り宮下の「おやすみなさい！」

の通知を見て寝た。

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朝は俺の方が早くて、

「おはよ」

ねんて柄じゃねえのに。

宮下は基本朝黄瀬と来るが、

電車に乗るまでは忙しくて返信できないと前に言っていた。

朝バタバタ支度をしている宮下の姿が想像できる、笑

今頃急いで支度してんだろう。

A：おはようございます！

あれ、今日は早いな。

笠松幸男：今日は早いな

A：お昼買って行かなきゃいけなくて早く出ました！

笠松幸男：あーねびっくりしたわ

A：私だってやるときはちゃんとやりますよ！？

笠松幸男：いやAバカだからさ

A：もう先輩きらいです

笠松幸男：あそ

A：嘘です大好きです

笠松幸男：うるせえ

A：照れてます？笑

照れるだろーが。

真っ直ぐな宮下に俺は振り回されてばかりだ。

宮下はなんにも考えないでやってんだろうけど。

くっそ後輩のくせに宮下と関わると調子が狂う。

本田「幸男おはよ～」

笠松「真夏か、はよ」

宮下が来るまで1軍マネだった本田真夏。

こいつは割と普通に関われる仲だ。

まあ1年弱1軍としてやってて俺がキャプテンになってからは話す機会も多かった。

本田「最近よくスマホ見てるよねLINEは返さないくせに笑」

笠松「ま、まあな」

あぶねえ未読バレる。

本田「なに好きな人でもできたの？笑」

笠松「ちげえよ笑」

本田「まぁ幸男あんま女子と話してる印象無いもん」

笠松「自分でも話すのに慣れない」

本田「可愛いじゃん」

笠松「可愛くねえ笑」

真夏も女だけどやっぱ同じ部活ってのが話しやすい理由。

こいつが実は俺のことを好きなんて知る由もない。

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