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#33 ページ33







その日から、Aと親密に関わるのがなんか彼氏に悪くて、少し避けるようになってしまった。





彼氏がいるってのに、Aはいつものように俺の横に来る。





『笠松先輩最近冷たくないですか?』



笠松「そうか?気のせいじゃないか?」



『なら、いいんですけど、、』





俺も避けたくて避けてるわけじゃねぇんだ。





ただ、お前の幸せを俺が崩してしまうのは怖かった。





そしてあの出来事から1週間が経ったある日。





森山「なぁ笠松」



笠松「なんだよ」



森山「Aが相談に来たぞ。笠松何かあったのかって。」



笠松「え?」



森山「確かにお前最近Aに冷たいもんな。」



笠松「気のせいだろ」



森山「俺は知らねぇって言ったけど、なんかあんのか?」



笠松「いや、別に。ウィンターカップ近くて少し緊張してるからじゃね。」





なんて嘘をついた。





森山「それだけならいいけどよ、Aだいぶ心配してたぞ」



笠松「俺からも謝っとくよ」



森山「おう。好きな人にくらい少しはカマってやれよ。」



笠松「……わかってる。」





俺だってAの笑顔が見たい。





前みたいな関係に戻りたい。





けど、アイツには彼氏がいるんだよ。





無理に戻れねぇだろ…。





その日の部活でも、やはりAはいつも通り俺のところに来た。





それが俺の心を締め付けた。





彼氏に悪いだろ、って突き放せばいいのに、





突き放せない。





Aがこうやって懐いてくれてるのが嬉しかった。





だから、俺はお前を避けることしか出来ねぇ。





突き放したら、





もう永遠戻れない気がして。























そんな日々を繰り返し、





俺はAとの会話も大幅に減った。





Aも俺を少し避けるようになった。





あー、嫌われたんだな。





なんて思うと、しんどかった。





Aがいつも通りに俺のところに来なかった部活、その日の夜は風呂で少し涙を流した。





なんで、こうも上手くいかねぇんだ。





俺には、Aみたいにモテる存在は早かったのかもしれない。





俺みたいな恋愛初心者には。





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はろ。(プロフ) - めちゃめちゃ最高でした!!!! (2022年12月20日 18時) (レス) @page43 id: a719d361a2 (このIDを非表示/違反報告)
天の川 - 最高っす 笠松パイセンの初々しさが最高 (2020年5月18日 19時) (レス) id: 348cf1e7b1 (このIDを非表示/違反報告)
mi…(プロフ) - まゆさん» 冬休み頑張ります!!コメントありがとです! (2019年12月17日 7時) (レス) id: 4065260f63 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - キャー、笠松さん可愛いです! (2019年12月16日 23時) (レス) id: 69e59c5c29 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 続きが気になります!更新楽しみにしています! (2019年11月16日 16時) (レス) id: 69e59c5c29 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mi… | 作者ホームページ:I don't have.  
作成日時:2019年10月31日 21時

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