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事務室へ向かう途中。
15番教室の電気がついてて、空き教室使ってる奴なんているのか?って思って教室の小窓から中を覗いた。
そしたら、
Aが男とキスをしながら、
男はAの服の中に手を入れていた。
俺は咄嗟に目線を逸らし、
目の前の光景に意識を奪われた。
Aの、彼氏か?
彼氏じゃなきゃあんなことしねぇもんな。
好きな人って、黄瀬でもなく、
あの男だったんだな。
沈んだ気持ちを抱えながら歩く事務室までの距離はいつもより長く感じた。
笠松「あの、体育館の電気がひとつ切れてしまっていて、交換をお願いしたいです。」
事務員「そうか、わかったよ。伝えてくれてありがとう。」
笠松「はい、失礼します。」
事務員「はーい」
15番教室の前を通るのが怖くて、
俺は15番教室のある角を曲がれなかった。
Aが他の男といる姿なんて見たくなかった。
恐る恐る角を曲がると、
部屋の電気はもう消えていた。
笠松「帰ったのか…」
それを確認して俺も帰路についた。
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はろ。(プロフ) - めちゃめちゃ最高でした!!!! (2022年12月20日 18時) (レス) @page43 id: a719d361a2 (このIDを非表示/違反報告)
天の川 - 最高っす 笠松パイセンの初々しさが最高 (2020年5月18日 19時) (レス) id: 348cf1e7b1 (このIDを非表示/違反報告)
mi…(プロフ) - まゆさん» 冬休み頑張ります!!コメントありがとです! (2019年12月17日 7時) (レス) id: 4065260f63 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - キャー、笠松さん可愛いです! (2019年12月16日 23時) (レス) id: 69e59c5c29 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 続きが気になります!更新楽しみにしています! (2019年11月16日 16時) (レス) id: 69e59c5c29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mi… | 作者ホームページ:I don't have.
作成日時:2019年10月31日 21時