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紫原「宮ちーんお菓子ちょーだい」
『ごめんね敦スーツケースの中だ笑』
紫原「むー。あとでちょーだいね?」
『うんわかった!』
氷室「君は、宮下Aさん、と言ったかな?」
『あ、はい!』
敦と話していてふと目に止まったその女子は、
海常のジャージを着ていた。
氷室「海常…か」
『はい!海常です!』
氷室「俺は氷室辰也。2年だ。よろしく頼むよ。」
『よろしくお願いします!』
氷室「それにしても海常のマネージャー採用の基準は高いと聞くけど、1年で1軍マネージャーなんて素晴らしいね。」
『いやいやたまたまですよ』
紫原「宮ちんすごいんだよ、こう見えて指示出し的確だしバスケ上手いし」
『こう見えて?笑』
氷室「はは、敦がそんなに褒めるなんて珍しいな」
『期待しない方がいいと思いますよ笑笑』
氷室「いや、期待してるよ、Aちゃん」
少し声を低くして、女を落とすように。
『っ…頑張りますっ…』
そうやってあからさまに照れるAちゃんを可愛いと思った。
純粋な笑顔。
分け隔てなく誰にでも平等に接する態度。
まるで男の落とし方を知っているような言動。
本人は意識していないようだった。
それでAちゃんに落ちてる男、きっといっぱいいるんだろうね。
この半日見てて、恐らく黄瀬くんはAちゃんのことが好きだろう。
笠松さんも、好きなのかもしれない。
赤司くんも割とグイグイいっていたな。
青峰くんも肩を組んでた。
あーあ、敵多いなぁ。
笠松「A行くぞ〜」
『あ、笠松先輩!!はーい今行きます!!』
そして軽く頭を下げて行ってしまった。
礼儀正しい子だ。
そして今気付いてしまったかもしれない。
Aちゃん、笠松さんのことが好きなのかな?
名前を呼ばれた時のあの嬉しそうな顔。
そしてあんなに嬉しそうに笠松さんの元へ向かう後ろ姿。
そうか、Aちゃんは笠松さんが好きなのか。
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はろ。(プロフ) - めちゃめちゃ最高でした!!!! (2022年12月20日 18時) (レス) @page43 id: a719d361a2 (このIDを非表示/違反報告)
天の川 - 最高っす 笠松パイセンの初々しさが最高 (2020年5月18日 19時) (レス) id: 348cf1e7b1 (このIDを非表示/違反報告)
mi…(プロフ) - まゆさん» 冬休み頑張ります!!コメントありがとです! (2019年12月17日 7時) (レス) id: 4065260f63 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - キャー、笠松さん可愛いです! (2019年12月16日 23時) (レス) id: 69e59c5c29 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 続きが気になります!更新楽しみにしています! (2019年11月16日 16時) (レス) id: 69e59c5c29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mi… | 作者ホームページ:I don't have.
作成日時:2019年10月31日 21時