【黒バス】可愛い後輩が好きな人へ変わる瞬間｡【笠松幸男】-完-

#13 ページ13

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『先輩明日から合宿ですね！』



笠松「そうだな」





明日から合宿を控えた今日。





期末のテスト返却日から2週間。





1人も赤点を出すこと無く終えた。





『先輩元気ないですか？』



笠松「そうか？」



『気のせいだったらいいんですけど、、、』



笠松「気のせいだ。心配すんな。」





夏休みに入ってからAと話す時間が増えた気がする。





今だってそう。





午前練を終え、みんなが片付けをしている最中。





『先輩明日のバス隣座ってもいいですか？』



笠松「え？」





まじ、、、。





『嫌ですか？』



笠松「全然いい、けど...」





緊張すんじゃねえか。





隣女子でバス乗ったことなんて1度も無い。





小、中の修学旅行も、



今年2月に行った修学旅行も、



隣が女子なんて無かった。





ある意味2人きり。





『けど、なんですか？』



笠松「黄瀬じゃなくていいのか？」



『なんでですか？』



笠松「黄瀬と仲いいじゃねえか」



『それは中学が一緒だったからですよ笑』



笠松「俺でいいのかよ、笑」





なんて笑い半分で言ってみる。





『先輩がいいんです。』





そう言って少し目線を逸したA。





俺のことどんだけ振り回せば気が済む？





恋だって知らねえし、



好きなんて感情も知らねえ、



付き合う意味すらわからない、





だけどこれは分かる。





特別扱いは、反則だろ？





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