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彩said
月曜日の朝、砂原がいつものように迎えに来てくれて一緒に駅へ向かった。
駅に着く直前、あのフードの男をチラリと見かけた。
そういえば最近は全然気に留めていなかったなあと思いながらも特に気にせず向かおうとした。
その時「あの…」と声をかけられた。
一緒にいた砂原はすぐに臨戦体制となり私も砂原の後ろに隠れた。
砂「若武に連絡しろ。」
そう言ってスマホを渡された。
なれない操作にまごついているとその男が口を開いた。
?「その反応…やっぱり覚えてくれていたんだね」
そう言ってフード取った男を見て私は何も言えなくなった。
砂原もあの似顔絵の人物だと気がついたらしい。
私は足の力が抜け、立っていられずその場にへたりこむ。
みっともなく体が震え、連絡をとっている場合ではなくなってしまった。
砂「立花!」
慌てて体を支えてくれ、私からスマホを取り上げると、誰かに場所だけ伝えた電話を切った。
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奏月猫。(プロフ) - どの作品も素敵ですごく好きです。これからも頑張って下さい! (2023年1月24日 21時) (レス) id: ed0fc9dec4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みずくらげ | 作成日時:2023年1月7日 18時