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彩said
麗「ひ、人違いだったみたい。本当にごめんなさい。」
そう言って人の良さそうな笑顔向けてくる。
そんな様子を辟易しつつも顔に出さないように小さく笑顔向けて
「いえ。少し驚いただけなので」
と言った。
謝るのはとてつもなく不服だったが仕方ない。
忍「おばさんも謝るべきじゃね」
突然の忍の言葉に驚いていると、皆んなはその通りだと頷いている。
しかし麗子は、私が思った通り若武の手を振り払い、車の方へ戻って行ってしまった。
麗奈「本当にごめんなさい」
ともう一度丁寧に頭を下げながら麗奈も車の方へ向かって行った。
その目はしっかり私を睨んでいた。
上「なんなんだあいつら」
不機嫌そうにつぶやく上杉くんに曖昧に首を傾げて見せる。
黒「でもアーヤに何もなくてよかったよ」
私はそっと傷を撫でながら笑顔でありがとうと言った。
上杉said
いつもは見せない立花の仕草に首を傾げる。
いつもより暗い顔に突然出てきた癖。
今の出来事と関連性があるのかはさっぱり分からないが、無理に聞き出すことの程でもないだろう。
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奏月猫。(プロフ) - どの作品も素敵ですごく好きです。これからも頑張って下さい! (2023年1月24日 21時) (レス) id: ed0fc9dec4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みずくらげ | 作成日時:2023年1月7日 18時