プチ喧嘩 ページ11
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A「おぉ〜！」
岩本「あ、Aが喜んでる。」
喜ぶというか驚くというか、とにかく凄い。
何が凄いかと言うと私が手にしている雑誌。
ananとTarzan。
ananには阿部ちゃん。
Tarzanには翔太。
どちらも色気が凄いのだ。
A「阿部ちゃん凄い！」
阿部「え〜照れる！！ありがとう！！」
渡辺「え、俺は？」
まだ発売前の見本。
これがあと数日後には書店に並べられるなんて、ファンのみんなも嬉しいだろうな。
私もなんだかすっごく嬉しい気持ち。
佐久間「ねぇなんでAがそんなに嬉しい顔してんの！？」
A「わかんない。でもこれは絶対売れるよ阿部ちゃん！」
渡辺「だから俺は！？」
あえて翔太をスルーしていたらananを取られてしまった。
A「えっ！？取るならこっち！」
渡辺「なんでだよ！！俺のだけでいいだろ！！！」
A「ヤダ！」
渡辺「やらねー！！って、あっ！！」
宮舘「はい、どうぞ。」
A「わー、舘様ありがとう。」
私に気を取られている隙に背後から舘様に雑誌を取られる翔太。
そして優しく私に雑誌を戻してくれた。
岩本「てかそれ、別にAのじゃないからね。一応阿部と翔太のだから。」
A「阿部ちゃん頂戴。」
阿部「いいよ！」
照の言葉を聞いて阿部ちゃんに確認を取る。
阿部ちゃんは笑顔で許可してくれて、なんなら頭まで撫でられた。
渡辺「俺は！？」
A「ちゃんと返すよ。」
渡辺「っ！ あ〜、もういい！！」
A「あ。」
やってしまった。
どうやら翔太のお怒りモードに触れてしまったらしい。
困った顔で照を見た。
岩本「今のはAがやりすぎ。」
佐久間「翔太連れ戻そうか？」
宮舘「そっとしてたら戻ってくるよ。」
阿部「どうかな〜…。」
そう話していると先に雑誌の撮影をしていた4人が戻って来た。
ラウ「あれ？しょっぴーは？」
深澤「次、先に佐久間となべだって。あれ、なべは？」
A「実は、」
先ほどあったことを話すと、なぜか笑い出す4人。
目黒「子供か！」
向井「しょっぴーいじけてもたんや！！」
A「…私探してくる。」
そう私は言って楽屋を飛び出した。
深澤「とりあえず撮影順変えてもらう？」
岩本「そうしよう。」
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作者名：迷子のフクロウ | 作成日時：2022年12月17日 20時
