深澤先輩と私【番外編】

. ページ25

、




予想もしてなかったことばを言ったA。




「辰哉くん、ごめんなさっ、」




しゃくりあげながら頑張って喋ろうとする彼女が愛しくてたまらなかった。




「わたしが、ランチの時...蓮くんのとこに、

行ったからっ......彼女いない、って・・・」




深澤「...！違う！



違う。ごめんな、A。本当にごめん。」





うぅ、って、ひくってなりながら続ける彼女




「じゃあ、なん...でっ」




深澤「営業先で彼女いるなんて言ったら誰なのかすぐ特定されそうだから。お前も営業で行くんだし、そんなんで意地悪なんかされたらどうしようと思っていないって言った。


そう言えばAのことを守れると思ってた。でも、それが間違ってたな、ごめん。」




またうぅーと言いながら泣き出すA。




深澤「目黒くんのことも、お前が楽しそうにしてて。



普通に妬いたわ。


・・・イケメンだし、、大人気なくてごめん、」




遠くを見てたAの目とおれの目が合う




「泣いて目ごしごしするからそんな目が腫れるんだよ、でもそういうところも好き、」




ねぇ、そろそろこの腕引っ張って抱きしめてもいいかな。




あんまり可愛いこと言うと抑えられなくなる、




「離れていかないで、たつやくっ、！きゃっ、」




腕を引っ張り背中とベッドが空いた隙に反対の腕を入れてぎゅっと抱きしめた




深澤「ねぇ・・・離れると思ってんの？」




そこからは貪るようなキスを繰り返して




お互いの存在を確かめるように触りあいながら好き好き言い合って。




舌や唇の這う音がこんなに響いていやらしい。




その度に体をよじらせるAが綺麗で愛おしかった。




深澤「・・・ね、我慢できない」








、

.→←.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す