ポートマフィアの飼い犬ですが何か？

裏事情23 ページ24

安吾が消えた。


昨日の夜。


さっき私には首領から招集命令があったから今は首領室に向かってる。


『首領。水無月です。』


今回はちゃんと挨拶して入った。…安吾がいなくなるのはポートマフィアにとって


天と地がひっくり返ると言っても過言ではないことだしね。


ドアを開けた先には織田作がいた。


『どうも。織田くん…だっけ？』


「はい。水無月さん。」


首領の前でも友人づらしてるわけにはいかないと察してくれたのか


態度を変えてくれた。


「Aくん。いらっしゃい。要件は分かっているね？」


『はい。安……坂口くんが消えた件でしょう？』


「その通り。安吾くんが自ら消えたのか。何者かにかどわかされたのかはまだ分かっていない。この自体は非常にまずい。そので彼に人探しを頼んでいたんだよ。」


『ほう…』


「君には織田くんへの少しのサポートと安吾くんの仕事を引き継いで貰いたい。」


『え。嫌だ。』


織田作がなに言ってんだこいつっていう目で見てくる。


だって嫌なんだもん。安吾の仕事量って結構多かったし今私が受け持ってる分を合わせたら…週で寝れる時間が…


『織田くんのサポートはいいでしょう。でも坂口くんの仕事を受け持つのはちょっと…』


「水無月。」


『…へ？』


「老舗の水無月を仕事量分与えよう。…どうだい？」


『やります。』


私は即答した。だって老舗だもん。


「ふふふっ。私に逆らうなんてポートマフィアでも君くらいだよ。どうだい？やっぱり幹部に…」


『嫌です。』


「水無月。」


『うぐ…い、嫌です。』


「何故だい？」


『仕事量が倍増するから。』


「そんな理由で幹部話を断るのも君くらいだよ。ねえ織田くん。」


「水無月は変わってますから。……あ。」


『織田作のバカァ…』


首領に個人的な友人である事がバレた。

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