【黒バス】赤司家の出来損ないは実は違いました♪パート２♪

赤司家２７ ページ9

ガチャッ

父｢久しぶりだな｣
貴｢随分と早いご到着ね｣

福｢あれが父さん？｣(ボソッ
氷｢みたいですね｣(ボソッ

父｢ほう・・・征十郎が言ったとおりだな｣
貴｢それはいいわ。それで・・・何しに来たの？｣
父｢実はだな・・・。うちへ戻ってこないか？｣
全ー赤司家｢！！！？？？｣
貴｢そっちには花ちゃんって子がいるはずよ？｣
父｢ああ｣
貴｢・・・・・席を移動しよっか｣
青｢A！！？？｣
貴｢こっから先は私が行きます。・・・青峰君戻ってきたら話すことがあるからいいかしら？｣
青｢わ、わかった｣

ー別の部屋ー

貴｢っでどうして？｣
父｢花って奴は最初はいい子だったが言うことを聞いてくれないんだ。まだお前のほうがマシだ｣
貴｢相変わらずね。外見しかみない。心の底までみようとしない。子供の意見なんて聞きやしない。それじゃあ花ちゃんが思ってることなんてわかんないよね｣
父｢子供はまだわかんないんだ。人生のことも社会のことも｣
貴｢ええ。わかんないわ。それは貴方も同じなはずよ？人ってのはね・・・大人も子供も変わらない。自分が失敗したことを相手で隠そうとするところがね。あなたがどうゆう環境で育ったか知らないけど子供に隠そうとするなんてセコイわ｣
父｢口答えのしすぎだ。またやってやろうか？｣
赤｢父さん。縄はあそこにありますよ｣
父｢もってこい｣
赤｢分かりました｣
貴｢兄ちゃんはお父さんが好きなんかじゃない｣
赤｢黙れ｣
貴｢恐れてるだけ。きっと私のことが嫌いなのはあなたより"自由"だったから。羨ましかったから。お母さんにベタベタいた私のことが羨ましかった。憎かった。本当はこんなことなんかしたくないとかどうとか・・・。誰にでもある欲望と願望。"ああしたい"・"こうしたい"。誰にでもある憎しみ。誰にでもある羨ましさ。それが倍になっていくつも重なったらこうにもなるよね｣
赤｢うるさい！！｣
貴｢私はあなたが羨ましかった。なんでもできていっぱい褒められて｣
赤｢お前だって・・・お前だって今はできてるじゃないか｣
父｢なんだと？あの出来損ないがか？｣
貴｢そうよ。"あの"出来損ないが。でも・・・私は出来損ないのまんまでいい。そっちのほうが居やすいから｣

バシッバシッ

耐えろ・・・

ダメだ・・・

私は勝つんだ・・・

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