【黒子のバスケ】私は人間不信少女でもバスケ界最強少女でもある

第４５話ー最終話ー ページ49

貴「雪積もってるから気を付けてね」




赤「あぁ。わかってる」




私たちが目を覚ましたのは朝の７時



ずっと抱き合ったまま寝てたから起きたときは恥ずかしかったね





赤「時間がある時にこっちへ来るつもりだ」




貴「わかった。私も時間がある時そっちへ行くよ」




赤「あぁ。それじゃあ行くよ」




貴「送んなくていいの？」




赤「あぁ。皆と合流するから」




貴「そっか」




赤「浮気するなよ？」





貴「そっちこそ。したらバスケで潰すからね」




赤「ははっ。それはお手柔らかに」





征と離れるのなんか嫌だな・・・。



もうちょっといたかったな・・・なんてね・・・。





チュッ



貴「！！」




赤「そんな顔をするな。時間さえあればいつでも会えるだろう？」




貴「うん。そうだね」





赤「＿＿＿＿＿＿＿＿＿。それじゃあ」





貴「！！・・・うん！」








”人間不信”



それは１人じゃ治らないもの




誰かと少しずつ治していくのが一番な治療法だと私は思う。








”バスケ界の最強少女”




そんなことを言われ初めてのは中学生の頃




仲間を守るために捨てて、仲間を守るために戦った。









親には愛されず道具として扱われた私には友達も頼れる人もいなかった。




けど、今は違う。




征や誠凛、そのほかの人たちが私の仲間





誇れることって素晴らしいもの






そして・・・征





出会ったときから私を守ってくれてありがとう。





貴方が言ってくれた言葉






将来一生忘れないよ。








『生まれてきてくれてありがとう』









そう言ってくれた貴方に






私からも言いたいことがある









『出会ってくれてありがとう』









”私は人間不信少女でもバスケ界最強少女でもある”






今はもう違うみたい






皆がいる限り






貴方がいる限り






人間不信少女でも最強少女でもなく







１人の女性として生きていくよ







貴方の隣で









＊ｆiｎ＊

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