第43話 ページ47
貴「私ね。征のことヒーローって思ってるんだ。
だって、いつも辛い時とか苦しい時とか助けてほしい時とかに来てくれるから。
そのたんびに征は”大丈夫だ。Aは1人じゃない”そう言ってくれたよね。
嬉しかった。暴力ばかりされてた私には温もりなんてなかったから。
でもね・・・私は一時征を恨んでた時期があったの」
赤「恨む・・・?」
貴「そっ。まぁ、正しく言えば憎んでたかな。
お母さんに愛されてた征が羨ましくてね。
”なんで私は愛されないの?”そう思ってた私には征が眩しすぎた。
こないだ、征に告白されたとき私言ったでしょ?”考えておくよ”って。
正直あれは必死で思いついた言葉だったの」
赤「そうか・・・。(振られるのか・・・俺は・・・)」
私はもう一度深呼吸をした。
征の気持ちに応えよう。
私の気持ちに向き合わなくちゃ。
貴「嬉しかった。私にとってのヒーローから告白してもらえるなんて。
ねぇ・・・・征。
征言ったよね?”ウィンターカップに勝ったら付き合ってくれないか?”って」
赤「あぁ。だが・・・Aの気持ち次第だ・・・」
貴「うん。そうだね。
私が勝ったらの条件言わなかったね・・そう言えば」
赤「あぁ」
貴「私が勝ったら・・・征。
貴方の彼女にしてください」
雪が降りはじめ、下には雪が積もり始めた頃。
貴「好きだよ。征。待たせて・・・ごめんね・・」
赤「いや・・・俺らにとってはこれぐらいの時間が必要だったのかもしれないな。
俺も好きだよA。幸せにする。
付き合ってくれないか?」
貴「勿論」
ヒーローが彼氏になった。
チュッ
貴「んっ・・・///」
赤「今までよりも守って見せるよ」
貴「うん。楽しみにしてる」
やっと思いが伝えられた。
きっと昔の私は出来なかった。
変わらなくては思いは伝わらない
ゆっくりでいいから・・・少しずつ
赤「俺は戻るがAはどうする?一緒には食べるか?」
貴「うん・・って言いたいけど皆のところへ行かなくちゃ」
赤「そうか・・。だったら今晩泊まらせてもらってもいいか?」
貴「うん。勿論」
そう言って私たちは別々の場所へと向かった。
あっ勿論征が近くまで送ってくれたけどね。
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ゆうにゃん(プロフ) - キル・桜鬼乱さん» ほ、本当ですか!?私には勿体無いお言葉です!わ、分けるものなんてないですよっ←楽しんでいただいて嬉しいです!ありがとうございます!はいっ頑張ります! (2016年6月9日 21時) (レス) id: 03489c5f1d (このIDを非表示/違反報告)
キル・桜鬼乱 - 貴方様の作品は文才あり過ぎですよΣ(゚д゚lll)分けろや下さい←でも、楽しく読ませていただきましたよ!頑張ってください! (2016年6月9日 13時) (レス) id: 5a5a49a970 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうにゃん(プロフ) - 十六夜(女)さん» 心に残る作品言っていただきありがとうございます^^期待に添えられるよう頑張ります! (2015年9月11日 20時) (レス) id: 03489c5f1d (このIDを非表示/違反報告)
十六夜(女) - とても、ココロに残る作品だなと思いました!続きを楽しみにしています (2015年9月11日 18時) (レス) id: 2c88841f23 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうにゃん(プロフ) - もえさん» 返信遅れてすみません><ありがとうございます!がんばります♪♪ (2015年6月2日 12時) (レス) id: c50101b0a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆうにゃん | 作成日時:2013年12月21日 15時