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vol.30 ページ30

それから数日が経ったある日






背中の痛みもほぼ無くなり体調は戻った。








赤『これのコピーを頼む』



『あ、はい。社長』







社長にコピーを頼まれ、オフィスを出た。





?『おや?君は……』






エレベーターから出てきた男性は私をじっと見つめている…





?『あぁ、確か赤司さんの秘書の』


『あ、はい。月山です……』





?『赤司さんは今、オフィスに?』


『はい、いらっしゃいますよ』









その男性は、どうやら社長のお客様のようで
オフィスまで連れて行くことになった







ガチャ、



『社長、お客様です』




赤『客?、誰だ』








どうぞ、と促すと男性は部屋へと入り
社長は彼の姿を見て立ち上がった





赤『百合丘さん。』








百合丘……?


聞いたことがある、確かどこかで…








赤『君は下がってろ。休憩がてら休むといい』





『あ、はい……失礼します』









社長はどうやら2人きりで話したいようで

私はオフィスに2人を残し
社内の休憩所へ向かった









休憩所へ向かう途中、向かい側から
やけに高いヒールを履いた女性が歩いてくる






麗『あら、先日ぶりですわね。月山さん』



『……っ、あなたは』









百合丘麗華。



百合丘……あっ!さっきの男性って…









麗『今日はお父様と2人で、私と赤司様の結婚の話をしに来たの』









確か……彼は彼女の会社との取引を全て切るって言ってた…。


まだ話してないのかな………









麗『いいこと、近い内に赤司様とお見合いを致しますの。それと同時に、あなたもこの会社には居られないようにしてあげますわ。手筈も整っていますし、あなたの人生はもう終わりよ』









優雅にそう言って去っていった彼女は
何かを企んでいる………



嫌な予感はしていた。








でもここで反発してしまえば、次は何をされるかわからない。




もう社長に迷惑はかけられないから






苛立つ気持ちをグッと堪えて、止めていた足を進めた






.

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QOO - さいこうです・・・もうとろけます。萌え死にます。俺様征君ごちでーすwこれからも応援しています!! (2018年7月4日 20時) (レス) id: 5adcb33c47 (このIDを非表示/違反報告)
(`б▽б) - 今まで読んだ中で、一番面白かったです!!(>∀<)/ヒヤッハーー!! (2016年7月2日 10時) (レス) id: 71519df37a (このIDを非表示/違反報告)
アオイ - なんというか...面白かったのですが某恋愛アプリのオーナーに似ていますね... (2016年1月22日 18時) (レス) id: 6a9f4f0a2c (このIDを非表示/違反報告)
ももきゃ - 流石赤司様ですね〜♪ちょっとドSな赤司様大好きです! (2015年5月11日 1時) (レス) id: ae0ed69795 (このIDを非表示/違反報告)
めろん - ( ^ω^)おっおっおっあかすぃ!?( ゚∀゚)ヒャッハァ! ファーーーーーーwwwwwwww勝とうとか百年早いわ( ・´ー・`)フッ (2015年3月14日 10時) (レス) id: c440255398 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:美龍 | 作成日時:2015年2月28日 2時

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