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vol.22 ページ22

赤『そんなに赤くなっておきながら、よく言うよ』





バ、バレてる……。

違うと言おうとした口を
彼は手で塞いだ。







赤『躾が必要だ…と言ったはずだ。君、俺のことを俺様男と言ったね?』









え……嘘、言ったっけ……?

あ、言ったかもしれない……!








赤『秘書の君が、社長に向かってその呼び様は…前代未聞だな』








ようやく口を塞いでいた手が退けられ
一気に酸素を求め、吸い込んだ






はず、だった……ー。







『〜///っ!んん、ぁ、』









3回目のキスは、酷く熱いものだった。





体の力が抜けて気力を失うほど……



彼は角度を変えながら絡めてくる。





『は、ぁ……ん、』









ドレスの上から、彼の指が
体のラインをゆっくりなぞる度に
ビクッと反応してしまう私を見て
楽しんでる彼………







本気を出せば逃れられるのに……
それをしなかった









静かなこの部屋に響く甘い水音は
耳までをも刺激して







長く続くキスにただ翻弄された








私が我に返ったのは、
ドレスから出ている太ももに彼の手が触れた時だった






『っ、ちょ、ちょっと待ってっ!///』





赤『抵抗するのか、いい度胸だ』





『す、するに決まってるでしょ!それにキスはやめてって…っ!』






赤『キスは、だろ?』







『ちょっと待って!誤解誤解っ!』









彼はフッと笑いながら手を離し
体を離して、足を組みベッドへ座った。








赤『俺に言った時も、今日の時も……震えていたぞ』






『え………っ』








気づいて、たんだ。





どうしよう、涙が出そうだ……

本当は怖くて怖くてたまらなかった









赤『必要なら俺を呼べばいいだろう?』





『……っ、はい…ごめん、なさい』









流れそうになる涙を必死に堪えながら
バレないように俯くと

彼は少しのため息をついた後
こっちへ来い、と手を差し伸べてきた





彼なりの優しさなんだと理解してる。
でもさ、弱ってる時に……反則だよ、それ







静かに流した涙は彼のシャツを濡らした






.

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QOO - さいこうです・・・もうとろけます。萌え死にます。俺様征君ごちでーすwこれからも応援しています!! (2018年7月4日 20時) (レス) id: 5adcb33c47 (このIDを非表示/違反報告)
(`б▽б) - 今まで読んだ中で、一番面白かったです!!(>∀<)/ヒヤッハーー!! (2016年7月2日 10時) (レス) id: 71519df37a (このIDを非表示/違反報告)
アオイ - なんというか...面白かったのですが某恋愛アプリのオーナーに似ていますね... (2016年1月22日 18時) (レス) id: 6a9f4f0a2c (このIDを非表示/違反報告)
ももきゃ - 流石赤司様ですね〜♪ちょっとドSな赤司様大好きです! (2015年5月11日 1時) (レス) id: ae0ed69795 (このIDを非表示/違反報告)
めろん - ( ^ω^)おっおっおっあかすぃ!?( ゚∀゚)ヒャッハァ! ファーーーーーーwwwwwwww勝とうとか百年早いわ( ・´ー・`)フッ (2015年3月14日 10時) (レス) id: c440255398 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:美龍 | 作成日時:2015年2月28日 2時

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