【黒バス】赤司家の出来損ない 2nd【高尾和成】【黄瀬涼太】

＊48話 再会＊-高尾side- ページ11

合宿所に着いたのは、もう夜遅くだった。



やべー、監督に怒られるかもな…。



もう夜も遅いし、見つかって怒られるのも嫌だし…コッソリ入ろう。



そう思い、キョロキョロしていた俺は、旅館の目の前の海が目に留まった。



…いや、正確には、浜辺に座り込んでいる少女に…だ。



月明かりに照らされる少女は、ここからでも分かる綺麗な赤い髪をしている。



白いワンピースを着ていて…。



もっと近くで見たいと思い、俺は近づいた。



なんとなく…気付かれないように、ゆっくり静かに。



隣まで来て、その少女の顔が良く見えるようになった。



綺麗な顔。



閉じられた目には長いまつげ。



思わず見惚れてしまった。



時間を忘れて…綺麗なその子を見ていると、何を思ったのか突然立ち上がった。



ビクッと肩を揺らす俺に、その子は気付いた。



「………！」



慌てて俺は言葉を発する。



高尾「わ、悪ぃ！べ、別に変態とかじゃなくて…そ、その…
あまりに、綺麗だったから…」



「…そりゃあ、どうも」



言ってから気付いた。俺、すげー恥ずいこと言った…。



「って、何言ってんだ俺…」



頬に両手をあてる。今、絶対顔真っ赤だ…。



…でも、1つ引っ掛かることがあった。



俺は、この子を知って…る？



けど、どうしても恥ずかしくて、俺は



高尾「あー…」



なんて、嘆く。



まじまじ見られてる気がしたけど、無視だ。



この顔の熱を冷ますのが最優先だ。



「…あれ、もしかして…かず、なり…？」



ハッとした。



顔から手を離し、その子の…



Aの肩を掴む。



高尾？「…！A…？久しぶり＿＿」



俺は…笑えていただろうか？









由梨ちゃんが夢主ちゃんを描いてくれました(*^^*)

http://uranai.nosv.org/img/user/data/2/2/a/22a29f0a881e7f4edeade0d2d9fcbb80.jpg

めちゃくちゃ可愛いっす(*^^*) 画力を分けてほしい…！


イラストコーナー拡大しました！！確認してみてくださいね(#^.^#)





因みに、アンケートはまだ取っています！！(o^^o)


ご協力、宜しくお願いしますm(_ _)m

＊49話 会えなかった時間＊→←＊47話 久しぶり＿＿＊

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す