11 ページ12
｢鯉登少尉殿！月形で白石由竹を捕獲しました！｣
｢なんだと！？｣
｢今数名の兵士とこちらに向かってる所です。｣
｢そうか。分かった。｣
あ、旭川編突入ですね。
やっと杉元さん達に会えますね。
｢聞いたかA！白石由竹を捕まえたぞ！｣
｢聞いてましたよ。あと鯉登少尉……｣
｢ん？｣
｢怪我だけはしないでくださいよ。(空から落ちるから)｣
｢お？おぅ……｣
その翌日、白石さんは第七師団の兵舎にやって来た。
｢A、白石に飯をやって来い。｣
｢はーい。｣
私は鯉登少尉の指示で白石さんにご飯を持っていく事になった。もしかしたら刺青が見れるチャンスかも！
｢失礼します。ご飯を持ってきました！｣
｢えっ！？第七師団に女の子！？｣
｢あはは…ただの居候ですよ。｣
｢へぇー、にしても可愛いね。名前は？｣
｢Aです。｣
｢Aちゃんかぁー。マジ好みかも！｣
｢それはどうも。あっ！白石さんにお願いがあるんですが…｣
｢なになに〜？なんでも聞いちゃうよ〜？｣
｢刺青を見せてください！！｣
｢えぇー！？それはAちゃんでもダメだよ！｣
｢お願いです！書くものは持ってないので！｣
｢うーん……ちょっとだけだよ？｣
｢ありがとうございます！｣
白石さんは渋々と上着を脱ぎ、刺青を見せてくれた。
｢凄い………！｣
とても迫力がある刺青……
これが金塊の在り処が記されてるとは思いもしない……
｢そんなに見られると照れるんだけど……｣
｢そこで何しちょる。｣
｢あ、鯉登少尉………｣
｢いつまで経っても戻って来んから様子見に来たら……｣
｢あはは……｣
｢白石由竹の刺青の写しは他のもんに任すから戻ってこい。｣
｢はーい。｣
私は明日に備えるため早く寝ることにした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 43人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「ゴールデンカムイ」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：コロッケ | 作成日時：2019年5月21日 10時
