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視点無し




『何で僕こんな殺気向けられてるの?ただゲート潜っただけじゃんねぇ』


薬研「落ち着け大将。先ずは話し合いからだ。」


薬研の言葉に小さく頷いたAは仕方ないな〜と言葉を零して、未だ殺気を向けてくる人たちに話しかけた。


『で、君ら誰?僕理不尽な扱い嫌いなんだよねぇ
納得できる説明をしてくれる?』


Aは大分苛立っているのか殺気を込めてそう言い放つ。
薬研はやれやれ、といった表情でAを見た。


「近界民に教える事などない。」

『だーかーら、これは要求じゃない。強制だよ。』

「初の人型近界民が子供か〜、やる気が削がれるな〜」


全く話を聞いて貰えないこの状況にAは更に苛立ち、隣の薬研はそっと柄に手を添えた。

こうなりゃ強行手段だ。

そう目で薬研に伝えたAは霊力で剣を作り出し、よいしょ、と腕を振り上げると同時に口を開く。


『薬研は数メートル北と南西にいる二人を』

「「!?」」


薬研は「分かった」と言葉を残し、直ぐに移動を始めた。


『こんちゃん君は結界役』


Aの言葉に先程まで機械のように真顔かつ無言だったこんのすけがニッコリと笑って「はい」と一言。

その異様な様子に男二人はたじろぐ。


「そいつらも近界民の武器か何かか?」

『は?……武器?』


そう赤目の彼が疑問を言葉にした次の瞬間、二人の視界がぐわんと回った。


「はっ……?!」


槍を持った男が咄嗟に槍を振るう。

が、しかし、その刃は届かない。

Aの結界はかなり強固なものだからである。












『僕の家族を武器呼ばわりなんていい度胸してんじゃん。』



そう言葉を紡いだAがとある札を取り出した、

そのときだった。



























薬研「大将、一旦落ち着け。呪術は駄目だ。」

「その子は近界民じゃない。おまえらトリガー解除しろ。」




突然現れた薬研ともう一人の男の声にAと男二人は振り返る。

もう一人の男の後ろには銃を持った男が二人様子を伺うようにこちらを見据えていた。

Aは薬研に駆け寄り、何もされてないことを確認して安堵する。


こん「薬研藤四郎、お疲れ様でした。」

薬研「こんのすけもお疲れさん」







『薬研に何かあったらうっかりこの世界呪うところだった』

薬研「大将が言うと冗談には聞こえねぇな」

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さにかん(プロフ) - pixivで書いても大丈夫ですか?名前、タイトル変えます (2023年2月26日 20時) (レス) id: 880b7bddc6 (このIDを非表示/違反報告)
25(プロフ) - ANZU*さん» そう言って頂けて光栄です!ワートリはにわかなので探り探りですがこれからも連載頑張ります♪ (2023年2月23日 16時) (レス) id: 4a169714af (このIDを非表示/違反報告)
ANZU* - ワールドトリガーも刀剣乱舞も好きなのでとても続きが楽しみです。ありがとうございます。 (2023年2月23日 14時) (レス) @page3 id: ff73ec05c8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:25 | 作成日時:2023年2月23日 12時

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