第8夜 ページ9
翌日
マイ「私は、貴様らの担当教官のマイヤーズである!
ちなみに貴様ら「コドル6」は落第候補筆頭である!
死ぬ気でやらねば2か月後、貴様らは全員追放である!覚悟しろ!」
『雷鞭の魔導士』マイヤーズ
見た目からパルテビア帝国って雰囲気がしますね
マイ「返事はどうした?」
「「…はい……」」
白蓮「ぎょ……はい」
マイ「声が小さい!」
思わず御意、と言いそうになってしまいました
雷鞭の名前の通り、雷魔法で鞭を使った魔法が得意……だと思います
鋭い鞭裁きですね
マイ「おい、そこのチビ!貴様の大声はそんなものか!?
もっと声を出してみろ!貴様の本気を見せてみろ!」
アラ「はいっっ!!」
マイ「声が小さい!」
小さいマギにも容赦がない
コドル6にはうってつけの教官ってわけですか……
マイ「いいか!貴様ら「コドル6」に足りないものを教えてやろう!それは……「体力」だ」
健全な魔力は健全な身体に宿る
しっかりと計算された良い授業ですね
***
鉄棒に走り込みに階段ダッシュやマウレニアうさぎ跳び
腹筋に腕立てなど、1か月間本当に体力強化の授業の連続だった
僕が唯一焦った時と言えば、鉄棒で左腕の呪札が見えかけた時
その他は何も問題がなかった
体力が、力がなければ主であるAを守れないから
そして、1か月後―――
マイ「残ったのはこの6名だけだ。
ほめてやろう、特にチビっ!貴様が最後まで耐えるとは思っていなかったぞ!」
アラ「はいっ!マイヤーズ教官のおかげですっっ!」
マイヤーズ教官は意外にも涙もろいお人なのかもしれない
アラ「白蓮お兄さん、これで魔法のお勉強ができるよ!」
白蓮「ええ、そうですね。ここからが楽しみです」
マイ「では、いよいよ魔法の講義に入―――る!!」
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