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第7夜 ページ8

ティ「お前の名前は?」

白蓮「白蓮と申します。失礼ながらアレキウス殿、コドルの方は?」

ティ「ボクはコドル1だ。当然だがな。白蓮は?」

白蓮「コドル6です」



そう告げれば、驚いた顔をされた


……何故驚く必要がある?



ティ「コドル6…?何かの間違いじゃないのか?」

白蓮「? 先生に間違いはないと思いますが」

ティ「おかしいな。でもルフが……」



彼は生粋の魔導士だからルフが常時見える

対して僕は普通だ

全部呪札のせいなのだが



白蓮「気のせいでしょう。時にアレキウス殿……」

ティ「アレキウスはやめてくれ。ぜひティトスと呼んでくれ!」

白蓮「しかし貴方様は身分の高いお方。名前など呼べません」

ティ「そうか……。なら白蓮、ボクと友達とやらになってくれないか?」

白蓮「友達、ですか?」

ティ「こんなことをあの方の前で言っては怒られてしまうから、口には出さないが……」

白蓮「あの方、」

ティ「っ今のは忘れてくれ。で、どうだ?なってくれるか?」



あの方……調査するかいがありますね

しかし友達ですか

アレキウスと言えば、レームの元老院を長いこと牛耳ってるものすごい名家と聞きましたが…

彼はそのご子息

意外な性格ですね



白蓮「つかぬことをお聞きしますが、アレキウス殿、歳は?」

ティ「あー……15?だな」

白蓮「僕は23です。成人過ぎた奴でもいいなら」



実際僕も友達というものがよくわからない

Aは主だし、他は上辺の関係

紅蓮は論外です。あいつほんと嫌い



ティ「何言ってるんだ!歳なんて関係ない、コドルも関係ない。
よろしくな!白蓮」

白蓮「……よろしくお願いします。アレキウス殿、笑うと幼さが増しますね」

ティ「うるさいな!白蓮はもっと笑え、せっかくの美形が台無しだ」

白蓮「人の頬は引っ張るものではないと思いますが」



ぶにーっと頬を引っ張られる


友達ですか……マギに何か言われそうですね

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作者名:弱虫道化師 | 作者ホームページ:ありません  
作成日時:2014年5月12日 21時

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