第２夜 ページ3
馬車に乗っても"暇"という敵には逆らえないものです
白蓮「……よし寝よう」
アラ「ええ！？白蓮お兄さん寝ちゃうのかい！？」
白蓮「すみません。非常に眠いんです。それでは」
アラ「そんなー！いろいろ聞きたかったのに…」
マギの声が聞こえるような聞こえないような
あーっという間に僕の意識は奥深くです
･
･
･
･
･
･
･
･
･
･
･
･
･
･
･
真っ白な世界とはまさにこのこと
上下左右前後が、全てが真っ白
感覚がおかしくなりそうだ
白蓮「…夢の中ですかね」
浮いているような違うような…
つまらない世界だ
≪そう！ここは君とオレの精神世界みたいなところだよ≫
白蓮「っ！！」
真後ろ(？)から声がした
思わず戦闘態勢をとってしまった
≪うおっΣ 物騒だねー。暗器使いってとこか？≫
白蓮「……おや。知っているんですか」
優男のような荒くれ者のような、随分と定まらない口調だ
男だった。
細身のわりに高い身長
どこか昔の、遠い昔と思われる服装
そして何より目を奪われたのは、容姿だ
深緑のような新緑のような、見る者を安心させる髪の色に、同じ色の瞳
男にしては珍しい(…のでしょうか)長い三つ編み
白蓮「貴方、魔導士ですか」
≪そう！君よりずーっとすごい天才魔導士だよ(ﾄﾞﾔｧ≫
白蓮「(ドヤ顔すげぇイラつく)」
杖も持っていた
月と太陽が象徴されたような杖
まるで、この世界には影があってこそ光がある……みたいなことを言われてるようだ
…背中合わせみたいな感じですかね
≪この世界は、君の心境の変化によって変化していく≫
白蓮「僕の心境、ですか？」
≪そう。まぁ人によってはころころ変わる人もいるからね…≫
そう男が言えば、男の姿は足元から急に薄くなり始めた
驚いたことに、僕の体も薄くなり始めている
≪あー。やっぱなー。魔力が増えないとダメかー≫
白蓮「魔力が増える…？てか貴方、誰なんですか？」
≪うん？オレ？オレはねー…≫
･
･
･
･
･
･
･
･
･
･
≪"リラク"。白蓮くん達の世界では"死神"って呼ばれてるよ≫
･
･
･
･
･
･
･
･
･
･
よく聞こえなかった
本とかでよくある、光に包まれ、意識はまた沈んだ
*******************
説明口調多くてすみません！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 12人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
