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森「女の子ねぇ…」









芥「ダメでしょうか」









森「どんな能力か分からないからねぇ。
能力次第で決まるんだが…」









ボスはそう言って女を見つめる。









女は一瞬僕を見たが、ボスの目を見て言った。









「…私の異能力は“水琉華”(すいりゅうか)。
水を自在に操ります」









牢屋の時とは比べ物にならないぐらい明るい声で告げた。









ボスは笑って、「なら、芥川くんの部下だね」と僕を見つめた。









芥「はい」









森「で、その子の名前は何ていうんだい?」









「名前はありません…
あるのは雫坂(しずくざか)という名字だけです」









そうか…とボスは俯いて何かを考え始めた。









少し経って何か閃いたように顔を上げる。









森「なら、芥川くんが名前を付けてあげればいいんじゃないかな?」









芥川「えっ…」









驚いた。









僕が付けていいのか不安になった。









だが、女が「芥川さんなら安心です」と微笑んだ。









この女は何故こんなに強いのか…









何故…僕はこの女に惹かれているのか…









この時は全く分からなかった。

2話 少女の憂鬱→←〃



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宇宙 - 面白かったです!続きが見たいです更新待ってます! (2016年12月12日 22時) (レス) id: c36e1fb932 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:光波 | 作成日時:2016年12月9日 21時

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