設定【弍】 ページ7
【霧幻の鬼・黒霧】"ムゲンノオニ・クロキリ"
◾鬼殺隊に【霧鬼"キリオニ"】と呼ばれている。鬼としては非常に若く、人間として生きた記憶が全て消えている。おおよそだが、鬼となってからは15年ほど経っているだろうと推測している。上限の鬼に匹敵するほどの力を得るが、数字を賜ることを拒否し、上限として活動することはない。無惨直結の部下でありながら忠誠心は低い傾向にあり、無断で行動を起こすこともある。
◾常に記憶にもやがかかっているような感覚をしており、人間だったであろう頃の記憶を取り戻したいと思っている。大きなきっかけでもやが晴れることがある。曖昧な思考である為に、無惨ですら完全な読心をすることができない。力を持つ鬼としては欠点が多く、無惨にも嫌われがちである。
◾太陽の光に僅かながら耐性があり、一瞬にして灰となる他の鬼とは違い徐々に焼き焦げていく。自覚当初は数分程度の活動が可能であったが、毎日のように体を焼き焦がすことにより耐性を高め、滞在時間を延ばしている。普通の思考ならば太陽の下に出ることをしない為、その行為だけでも異端と見られる。無惨が切り捨てず生かしている唯一の理由である。
◾黒髪に黄金の目をしており、重めの前髪が鬱陶しい。額から鋭い二本の角が伸びている。口数は多い方ではなく、単独行動を好み、興味のある事柄がなければ他の鬼と行動を共にすることはない。肩の見える赤い浴衣を着ており、黒い羽織をその上に着ている。腰に差す刀には髪留めのような物が吊り下げられている。鬼としては目覚めた時から握り締めており、何か分からないまま捨てずにいる。刀を抜いて戦うほどは数える程度しかなく(柱と対峙した時、鍛錬中など)、激情に駆られた時に抜くことはしばしば。
◾霧を利用した血鬼術と、無意識に身体能力を高める技を用いる。数百人を超える鬼狩りを再起不能に陥れてきた。しかし、殺し貪ることを極端に嫌い手足を折る程度のことしかしていない。自らの狩場に、各地へ出向いた際に連れて来た稀血を飼っている。(独裁的、威圧的統制は執っていない模様)
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