40話 ページ46
＊
「鼓膜を…破った…？？」
俺にもそう見えた。ブチッといやな音が部屋に響き
チェルカとマユが顔を上げる
「これで…なーんにも聞こえなくなった。操ることは出来ないわよ」
「アリス様を侮辱した罪…しっかり償ってもらうわぁ」
鼓膜を…破る…
ソウエイと顔を見合わせた
どうやら考えることは一緒なようだ
近くの棒を耳に刺す
ブチッといやな音がしたが聞かないことにする
本当に何も聞こえない
しかも痛い。ものすごく痛い
でもその代わりに視界がいつもより広く見えた
前に見えるのはナルの顰めた面
ナルの後ろと、俺の横には味方がいる
かなり心強い。これだけで、なんでもできる気がする
ナルに一斉に飛び掛り持てる手段を尽くして攻撃する
そう言えば…2人がここにいるのならば、シュナはどうしたのか
恐らく一人で戦っているのだろう、少しの我慢だ
いや…あいつ、シュナにはいつも我慢ばかりさせていた
剣を習いたいと言えば危ないからダメだと断っていた
他の国へ行きたいと言っても危険だと止めた
外で遊びたいと言っても運動をしたいと言っても
危ないから、と言っていた
本当は違う
あいつの才が怖かっただけだ。
解析者で何でもわかり薬学をさせても織物をやらせても
俺がわからないものも全てを完璧にこなし期待に答えていた
戦闘に対しても弱い訳では無い
だから、きっとあのまま色々やらせていたら俺は負ける
それが怖かった。見たくなかった
…この戦いが終わったら言おう、悪かったと…
『たす…けて、助けて…お兄様…』
何処かでシュナの声が聞こえた気がした。
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hina - 鬼滅の刃にかなり似てますね！私鬼滅の刃好きなのでうれしいです！がんばってください！ (2021年2月23日 12時) (
レス) id: 241ff9875f (このIDを非表示/違反報告)
抹茶の僕(プロフ) - 最初のProlog の文がある曲の歌詞に似てて、ん？ってなりました、面白いです！ (2020年5月24日 20時) (レス) id: 65d6ee3957 (このIDを非表示/違反報告)
庵 - 鬼滅の刃ですね！酷似してます！すごいです！ (2020年3月18日 22時) (レス) id: 392bac1abb (このIDを非表示/違反報告)
庵 - パワハラ上司？手毬鬼？なぁるほど！ (2020年3月18日 22時) (レス) id: 392bac1abb (このIDを非表示/違反報告)
藍紫^ ^(プロフ) - ますだかおりさん» ごめんなさい鬼滅の刃知らないのでわからないのですが…ご不快になられたようなら修正致します。大変申し訳ないです… (2019年12月11日 16時) (レス) id: f7009884aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍紫^ ^ x他1人 | 作成日時：2019年8月20日 12時
