20話 ページ24
＊
「剣ノ舞…！！」
トランプゲームの中で1番強いとされる『スペード』
そのカードを取り出し相手に向かって投げる。私の固有スキル『幻想者』を使って。
そしてその相手は……私が最も恨む、ロールス・ロイスの手の者の一人
奇術師『マイル』という名の男だ。
何故こんなことになっているかというと……
「ん〜、美味しい…！」
私はテンペストの食べ物をこれでもかと言うほどに堪能していた
食べ過ぎ？そんなことは私の中では関係ない
リムルはご満悦なほど笑顔だったし大丈夫だ。
「リムル様、大変申し訳ありませんが、来客者がお見えです。…共魔王国から」
ソウエイくんが私達の元にやって来てそう伝えた
リムルにもその言葉は聞き覚えがあったのか私の方を振り向いた。
『共魔王国』、その言葉を聞いた瞬間私の中で何かが起こり
魔力感知をフルで働かせ魔素が伝わる広場へ向かう
そこにいたのがマイルだった。
ちなみに今は剣ノ舞で倒れて意識はないように見える
リムルが回復薬を飲ませ起き上がらせる
「後で話を聞かせてもらう、ちょっと小屋まで来い」
リムルが先程より強めな声でそう伝える。
＿＿＿＿＿
騒ぎがすごい広場の方へ行くと
そこに居たのは倒れている魔女のような格好をした男、そしてそいつを睨みつけるように冷めた目で見つめるアリスさん、倒れた男を抱き抱え回復薬を渡すリムル様の姿が見えた。
…なんかこの光景、前にも見たことあるような…
思い出した、ミリムとファビオだ。魔王は全員ああなのだろうか…？
話し合いをすると言うので小屋へ移動する。
聞いた話だと、俺が見たトランプの渦はマイルという魔女姿の男の『奇龍魔』
が、アリスさんの『剣ノ舞』で巻き上げられたものらしい。
「それで？何をしにここへ来たんだ？」
リムル様が舐められないようにか、強めな口調で聞く
「えへへ、ロイス様から派遣されて来たんだ〜！！テンペストの回復薬をお気にならせられたから是非貿易を組みたいって言ってたんだけどー、まさか『あの』アリスちゃんがいるとは思わなくてさ〜、僕焦っちゃったよ〜」
先程アリスさんに倒された身とは思えないほど余裕の笑みでそう告げる
そいつとは対象的にアリスさんは挑戦的な笑みを嫌がるような冷たい目線で黙って見下ろしている
「用件はそれだけか？お前の国と貿易を組むつもりはない。そう伝えてくれ」
＊
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hina - 鬼滅の刃にかなり似てますね！私鬼滅の刃好きなのでうれしいです！がんばってください！ (2021年2月23日 12時) (
レス) id: 241ff9875f (このIDを非表示/違反報告)
抹茶の僕(プロフ) - 最初のProlog の文がある曲の歌詞に似てて、ん？ってなりました、面白いです！ (2020年5月24日 20時) (レス) id: 65d6ee3957 (このIDを非表示/違反報告)
庵 - 鬼滅の刃ですね！酷似してます！すごいです！ (2020年3月18日 22時) (レス) id: 392bac1abb (このIDを非表示/違反報告)
庵 - パワハラ上司？手毬鬼？なぁるほど！ (2020年3月18日 22時) (レス) id: 392bac1abb (このIDを非表示/違反報告)
藍紫^ ^(プロフ) - ますだかおりさん» ごめんなさい鬼滅の刃知らないのでわからないのですが…ご不快になられたようなら修正致します。大変申し訳ないです… (2019年12月11日 16時) (レス) id: f7009884aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍紫^ ^ x他1人 | 作成日時：2019年8月20日 12時
