3月5日 ページ6
ま「もしもし?」
luz「今からハワイのお土産届けに行くね!」
ま「え、雨降ってるし大変じゃない?」
luz「パイナップルだからはやく渡したいんだ!」
と言われ、luzくんを待つことに。
リビングでAと話していたら、Aに電話がかかってきた。
3日前と同一人物かと思ったけど、画面を見て満面の笑みになったから違うみたい。
『もしもし!luzくん!』
luz「今から行くね! じゃ!」
『え』
電話から少し漏れて聞こえたluzくんの声。
すぐに切られた電話に寂しそうな顔をするA。
ま「そんな顔しないの!」
Aの彼氏は僕なのに、僕以外の人にこんな顔をするのが嫌で、嫉妬しちゃって。
でも、器の小さい男だと思われたくないから、その想いをかき消すようにAの両頬を軽く引っ張った。
そんな時、luzくんが来た。
ま「パイナップル!」
『luzくん!』
luzくんを家にあげたら、三人でお喋り大会の幕開け。
ご飯を食べて、気付いたらAもluzくんも眠りに落ちていた。
ソファーで二人寄り添って寝ている姿は彼氏と彼女。
ま「いやいやいや、まてまて」
ま「おかしい、おかしいぞ?」
luzくん!!そこは僕の位置だ!!
と、叫びたくなったが、二人の寝顔を崩したくないので心の中で叫ぶ。
僕がAはluzくんを【歌い手として】好きなんだと割りきれればいいんだろうけど、僕はそんな大きな心を持ち合わせていない。
二人を信じてないんじゃない、もし、寝ぼけて何かあったら心が病んでしまうからね。
さて…どうやって二人を離すか…
いや、どう考えても僕がluzくんを運ぶなんて無理だけど。
取り敢えず起こさないようにAを抱き上げてベッドに運んだ。
ま「…これで安心して作業ができる」
Aの頭を撫でてその場を離れようとしたら、Aの腕が伸びてきて、袖を掴んだ。
ま「起きちゃった?ごめんね」
『まふくん…』
ま「ん?」
『まふくんがいなくなる夢見た…』
ま「…大丈夫。ここにいるよ」
『…寝るまででいいから手繋いでて?』
ま「いいよ」
Aの小さな手を両手で包んだ。
さっきまでluzくんに向けていた寂しそうな顔が今は僕に向けられている。
それだけで、嬉しくなる僕は単純だ。
寂しそうだった顔が安心した顔になって寝たのを見届けて僕は作業を開始した。
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りりな - ワタナベマ〇トさんの顔がよぎったのは私だけでは無いはず。コメント失礼しました! (2018年3月29日 23時) (レス) id: 44385e2a4f (このIDを非表示/違反報告)
ふわふわ - 初めまして!実は1月から毎日楽しく読ませてもらってます!!これからも楽しみにしてます!更新頑張ってください! (2018年3月24日 7時) (レス) id: 1de9b07263 (このIDを非表示/違反報告)
りりな - milkさん» 返信ありがとうございます〜。貫きますよ!「ぐさーっ!」←センラさn(ry (2018年3月18日 22時) (レス) id: 44385e2a4f (このIDを非表示/違反報告)
りりな - 毎日見に来て面白くて投票(一番右)しようとすんだけど、既に投票済、無効です。って言うの最近のルーティーンになってるwww あ、コメント失礼しました。 (2018年3月16日 19時) (レス) id: 44385e2a4f (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - さらっとプロポーズするまふ君最高w更新頑張ってください〜 (2018年3月10日 1時) (レス) id: 0d177a3ad6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:milk | 作成日時:2018年3月3日 18時