メゾン・ド・ポリスの六人目【文スト】

３９話 ページ42

そうして二人は、幸福に包まれた式を挙げた。


白い花嫁衣装に身を包んだ彼女は、



まるで下界に降りた天使のようでーーーー

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結婚式の夜。




「…………乱歩さん？」


小百合が家の窓際で海を見ていると、




乱歩が寄ってきた。




「うふふ。このパジャマ、かーわい」





乱歩はそう言いながら、



パジャマのリボンを緩める。




「あのさあ。


考えたんだけど、

生まれてくるのは、




やっぱり僕みたいな天才がいいな。



あでも、勿論顔はこゆ似で！」



いつのまにか寝台に優しく押し倒された彼女は、



潤んだ瞳で乱歩を見つめた。



「…………はい。精進します」



乱歩は、妖しい声で小百合に囁いた。





「うふふ。









ちゃあんと、僕との子、孕んでよね？」








その日は、いつもよりも激しく、



甘い夜になりましたとさ。

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