グレイの彼女の妖精女王は滅人魔導士！？

□１５■　ごめんね・・ ページ16

・

・

エルザはとっさに後ろを向いた


・

・

・

・

・

・


「エルザには教えてあげる・・・


セテナは、私のお父様からいただいた

“精霊”よ」


・

・

・

・

・

・

・


「魔法は

“記憶操作”

ではなく

“時の操作”」


・

・

・

・

・

「完全なる

“時のアーク”

なの」


・

・

・

・


「っ・・!!

お前は何者だ!!」


・

・

・

・


「((クスッ


貴方に知る権利はないわ、エルザ」


私は、昔の微笑み方


で笑って見せた


・

・

・

・

誰にも、近づかれないように


そう思って覚えた笑い方で


・

・

・

・


「セテナ」


「わかりました、姫様」


・

・

・

・


私は、こういう時だけ、姫様よびをする


セテナに

微笑む


・

・

・

・


そして、セテナは

言う


「あれ？

逃げないのですか？エルザさん」


「っ!!」


・

・

・

・

・


セテナは“お飾り”の大鎌を降り下ろす


・

・

・

・


「ごめんね・・・


エルザ」

■１６□　私は違う→←■１４□　バカね・・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す