ヤンデレ VS ロボット1{数打とうが当たらぬ} ページ42
メタトン:
「おお、危ない危ない。」
かなりの速さで飛びかかってきた愛を
余裕そうに避けるメタトン。
愛は舌打ちし、そのまま地面に手をついて
身体を捻り、蹴りを食らわせる。
…がメタトンは軽々と高くジャンプして避け、
右腕のキャノンからいくつもの弾丸を発射する。
愛:
「こんなものッ！！」
服を突き破って背中から出てきた噴射口から
ロケットの様に炎を出して、
猛スピードで数々の段ボールの山の隙間を
駆け抜けながら弾丸を避けていく愛。
やがて最後の弾丸を避け切った愛は、
何故か一つの山に自ら盛大に突っ込んでいった。
何だ何だと着地したメタトンが身構えたその瞬間。
愛:
「アタシがドジを踏んだとでも思った？」
愛が山の中から、両手に拳銃を持って
飛び出してきた。
愛:
「ここにはあの医者が特別にと貸してくれた、
沢山の武器がある！！
それらを全部、完全に避けきれるのかしら！？」
そう言って愛は手に持った銃を連射する。
無論、メタトンは避ける。
メタトン:
「どんなに数で押しても、
当たらなければ意味は無いよ。」
愛:
「ならば当たるまでやるまで！！」
愛は叫びながら弾切れになった拳銃を捨てて
ポケットに手を突っ込み、
スペアの拳銃、或いはショットガンを取り出し、
メタトンへ向けて乱射しては捨て、
またポケットから出して乱射しては捨てていく。
メタトン:
「じゃあ僕はそれを見事に
弾き返してあげよう！」
メタトンは身体をひっくり返したかと思うと
ブレイクダンスの様に高速で回転し、
脚で銃弾を弾き返し始めた。
弾かれた銃弾はあちこちに飛んでいき、
壁や地面に着弾していく。
愛:
「隙ありッ！」
身体を銃弾が掠めるのもいとなわず、
愛はメタトンへ飛びかかった。
メタトン:
「おぉっと！」
愛に飛びかかられる事まで
予測していなかったメタトンは
いとも容易く地面へと押し倒される。
愛:
「ぁは、つーかまえた♪」
そして、彼女の手の中には先程とはまた違った拳銃。
A:
「…ッ！！」
メタトン:
「ありゃりゃ…」
勝ち誇った顔の愛、
諦めた様な表情になるメタトン。
Aは息を呑む。
メタトン:
「…なーんちゃって。」
刹那、メタトンの目が再び煌めいた。
ヤンデレ VS ロボット2{飛び道具}→←告白3{華麗に変身}
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黒和(プロフ) - 3年後からこんばんは…() この神作、推ししか出てこないんだが？え？ (2023年4月4日 1時) (
レス) @page9 id: fe2acd821c (このIDを非表示/違反報告)
本音箱(プロフ) - ひとなさん、コメントありがとうございます！砕けかけてる臓物に染み渡るお言葉…感謝します。そして私は帰ってきました、頑張りますヨー！ (2019年3月31日 11時) (レス) id: 247b84c45f (このIDを非表示/違反報告)
ひとな - どうか無事に帰って来てくださいね...感想が無くても読んでいる人はいますから...! (2019年3月6日 0時) (レス) id: a970eab56a (このIDを非表示/違反報告)
本音箱(プロフ) - やっと表紙イラスト描き終えたので貼っておきますネ！ (2019年2月1日 22時) (レス) id: 247b84c45f (このIDを非表示/違反報告)
本音箱(プロフ) - 次回予告させて頂きました。 (2019年2月1日 19時) (レス) id: 247b84c45f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：本音箱 | 作成日時：2017年5月13日 19時
