41年の月日にはー

再会４ ページ5

「翔太にぃ、A姉ちゃんと話すぎ。」

「俺らの番だぞ！！」

「お姉ちゃんは皆のだよ。」

わらわらと集まってきた真悟、裕平、真緒の３人。

両側に真悟と裕平、膝の上に真緒というように囲まれた

「こら、お前ら。Aさんに迷惑かけるな！」

「…ゲーム途中放棄するなよ。真悟、裕平。」

それをたしなめるのはだいぶ成長したお兄ちゃん組。

「了平、佳主馬。あんた達随分成長したね。」

俗に言う男子の成長期はえげつないってヤツ？
まぁ、そんな2人より気になる人が、1人。

「君が例のけんじくん？」

ぽつんと隅っこにいる制服姿の少年に問う。

「あっ、はい、そうです。小磯健二って言います。
初めまして、よろしくお願いします。」

「うん。夏希をよろしくね。」

「え、あの、いや、その。。はい。」

oh......テンパると可愛いな。
そんな事を思っていると真理子さんがスイカを切ってきた。私が持ってきた物だ。わっと一斉に宴会が始まった
しばらくして真理子さんが言った。

「そう言えば、おばぁちゃんに挨拶してないわよね？」

『あ。』

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